19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 03:07:50.13 ID:4vdM0JYf0
俺のおかんから聞いた、おかんが子供の頃のお話。
俺の実家は山に囲まれてて、神社(祠みたいなもん、管理人もいない)や道祖神がそこら中に立ってる。
そういう場所は整地がちゃんとしてあって大人も滅多に近寄らないので子供には絶好の遊び場だった。
んで、おかんはその日友達と神社の一つに遊びに行った。そこは祠の裏が急な坂(ほぼ崖)になっていて、そこを上ると本物のご神体があるそうだ。
おかんはそこの広場に行ったんだが、祠の方を見ると人がその崖をよじのぼってた。しかも婆さん。
体中が泥まみれで、服がぼろぼろだった。多分何度も落ちたんだろう。それでもがっちりと生えてる草を掴んで上の方へ登ろうとしてる。
おかんはやっぱり怖くなって友達と逃走。今でもあの婆さんが何をしようとしていたのかよくわからないそうだ。
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 03:35:53.09 ID:4vdM0JYf0
地元の神社は数こそあるが、ほとんどの神社が廃屋と化している。過疎化が進むド田舎だから仕方ないが。
だけどその中で一つだけ今も綺麗に整備されてる神社が稲荷神社。おあげを上げると問題解決してくれるっていうとこ(実際は問題が解決したらお揚げでお礼)。
実際ウチのおかんも、学生時代時計が無くなったとかでそこを使った事がある。そしたら三日後に出てきた。ハンドバックの中からころんって。
でも、使いすぎるとよくないみたい。おかん曰く、キツネがつけあがっちゃうそうだ。
つけあがるってお揚げをたくさん要求するようになるのかって聞いたけど、実際そこまで入れ込んだ人は聞かないのでわからないって言われた。
とにかく、本物の神様じゃないのでそんなに品性が良くない。頼りすぎると偉くなりたいと欲を出してしまうらしい。
春休みに実家に帰ったらまた新しいお揚げが供えてあって、まわりの神様が廃れてるのに自分だけ頼られてつけあがらないのかな、と少し不安になった。
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:09:06.04 ID:ZR8/lGDm0
昨晩終電を逃して徒歩で帰ったんだわ
寒すぎて夜中は絶対通らない住宅街の方から帰ることにした
そこは近道なんだけど街灯が本当に疎らで真っ暗な道なんだわ
暗いとか狭いとか苦手だから早歩きで20分ほど歩くと遥か向こうにファミマの灯りが見えた
これが見えれば俺の家はすぐそこなんだが昨日は何か嫌な予感がしたんだ
何が嫌なのかは知らんけどあんまり前に進みたくなくなった
まあ俺が立ち止まったとこに丁度自販機があったからコーヒー買ってタバコ一服したんだわ
ものの二三分だったと思うんだがスーツ着たいい大人がウンコ座りしてたら
「ああ、後もーう少しだったんだよなあ」
って男の声が頭上から降ってきた
走り高跳びみたいな感じで上をバッと向いたんだけど何もいねえ
ただぶっ潰れるほど酒も飲んでないし幻聴なんて今まで聞いたこともないからゾッとした
そっからは直進すればもうすぐ家なのにグルッと迂回して大通りの賑わいを隠れ蓑に帰った
ちなみに一昨日あたりから某スレで二階がカーニバルって言ってたんだけど今日もカーニバルだわ
俺が一階に居るときは二階には誰もいないはずなのにちょっと怖いんだわ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:39:46.87 ID:ZR8/lGDm0
「からむな」って聞いたことあるか?
俺が幼い頃にお婆ちゃんから聞いた話だ
この「からむな」っていうのは蔵とか家に憑く化物だ
ぬ~べ~を読んだことがある奴は分かると思うが「しょうけら」ってのと同じ類
あれは律子先生が妖怪と消火器で触れ合う心温まるストーリーだったな
まあ知らなければ是非買ってくれ巻数は教えん全部買え
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:53:12.48 ID:ZR8/lGDm0
さて「からむな」っていうのは具体的にどういう奴かっていうとこうだ
姿形は成人男性のそれ
ただし全体的に印象が薄くて「あの……男の人だったと思うんすけどねぇ」となる
ぼんやりとすーっと歩いては消えて、すーっと歩いて消える化物なんだね
何も怖くないと思うだろうし「しょうけら」とも似てないだろ?
ちなみにこの話は俺の悪戯が度を越えた時に聞いた戒めの話だ
「からむな」っていうのは言ったように印象が薄い
だから家の中を勝手に歩き回っても俺たちは気付かない事が多い
そして日に日に家の中を闊歩する時間がどんどんどんどん延びていく
すると気付いたら面白いことが起こってくる
「悪さばかりしている子は『からむな』さんに取られちゃうからね」
お婆ちゃんは俺の目をじっと見つめてよく言ってたよ
つまるところ悪さしてると俺が「からむな」になって「からむな」が俺になっちゃうよって事
そんで「からむな」は俺の姿をかりて色んな悪行を働くようになる
俺の実家は田舎の山村であっという間に世間に知られるところになる
当然俺の実家はそこじゃあ暮らしていけないよな
だから「悪さはするな。『からむな』さんが取っちゃうぞ」って怒られる
俺も大きくはなったけど実家にはまだ「からむな」が居ると思ってるよ
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:41:07.52 ID:YFdTFKSjO
昔住んでたアパートの風呂であった話なんだけど
風呂と風呂の壁にちょっと隙間があったんだ
子供の頃はその隙間を何故かよく覗いてた
ある日いつものように隙間を覗こうとしたら細い三本指の黒い手が出てきたんだ
その時は何が起きてるのか分からなくて固まってた
そしたら手が壁に触れて落ちていったんだ
怖くなって一緒に風呂入ってた父さんに「なんかいる!」って言ったんだけど隙間を覗いて見ても何もいないの
黒い手が壁に触れてたとこだけ真っ黒になってて何回擦っても黒いのが消えなかった
あれはいったいなんだったんだろ
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:11:02.87 ID:VSd7BtAQO
そういえばちょくちょくどっかで書いたりしてるが自分も変な体験があってなあ
ある日目覚めたら保育園で昼寝してる幼児になっててさぁ
「あっ子供に戻った!」って思って泣いてたら保母さんが「どうしたの」ってきてくれたんだけど
理由も言えずに泣いてるだけだった
んでそのまま育って今に至る
その時は子供になる前の記憶もあったかもしれないけど全く思い出せない
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:24:40.65 ID:ZR8/lGDm0
>>57
過激でヤラセ臭もすごかったけど爆発的に放送しまくってた昔の怪奇番組
前世の記憶を持ったまま生まれてとかやってたのを覚えてる
もしかしたらお前もそうだったのか或いはどうだったのかは知らなくていいんじゃねえかな
俺の今住んでる家の前には某鉄道会社の社宅がある
随分人が減ったみたいで洗濯物とか干してると無人の部屋がいくつも見える
俺は喫煙者なんだが部屋の壁にヤニつけるの嫌で喫煙はベランダでする
何ヶ月前だか忘れたけど深夜に煙草吸いにベランダ出たんだ
すっと普段は無人のはずの部屋……っていうかベランダに何か立ってる
墨に白液をたらしたような境界線があいまいな白っぽい影が立ってる
目が悪い俺だから大体30Mくらい離れてる場所に立ってる人なんかちゃんと見えるわきゃないんだ
まして夜中で向こうは真っ暗な場所に立ってるだけだから
でもその影がこっちに無表情な顔を向けてるのだけはよく理解できた
最近はもう深夜にベランダ出て煙草吸うことはない
その社宅はまた一段と人が減ったみたいだ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:31:48.98 ID:VSd7BtAQO
>>60
うわぁぁぁぁ
絶対そこ住人の間に「出る」って噂あるだろwwwwww
なんかもうね、見えなくていいヤツラって何がしたいんだろうね
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:34:47.37 ID:ZR8/lGDm0
そういうの調べてみたことあったけど噂はその社宅の裏にあるマンションのが酷かったな
俺はどっちかと言えば心霊居るっぽいよね派だ
だから「見えなくていい」じゃなくて俺らが「普段は見えてないだけ」で彼らは普通に居るんじゃないかにゃあ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:38:24.12 ID:VSd7BtAQO
>>62
だが見えなくていいッ!wwwwww
マンションか…
建物っていうより地域的にそういうのがわんさかいるんだろか
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:42:01.62 ID:dNYGXuW8i
流れ読んでないけどコピペでもいいのか?
[609]彼氏いない歴774年[] 2011/09/01(木) 22:25:15.43 ID:/aoQhL1h
AAS
幽霊を見た?こと
予備校から帰ると、一階は真っ暗なのに二階に電気ついてる部屋がある
母は家族全員帰ってくるまで、リビングの電気は付けて(何年か前だから節電の意識はあまりなかった、すまぬ)
二階で洗濯物畳んだりするので、あれと思い階段の辺りからお母さんと呼ぶと
「だあれえ」と返ってきたので、ちょww娘にだあれってあんたwwと思いながら
喪子と答えると「喪子おいでえ」と母が呼ぶ
私は家では名前ではなく、ちびでぶちゃんという愛称で呼ばれていたので、?と思っている間にも母はずっとおいでおいでと言い続ける
しょうがねえなwwと階段を登ろうとすると母が部屋からでてきて…
と思ったらなんか顔だけ上下逆になってる?めちゃめちゃでかい四つん這いになったの女の人がすごいにこにこしながらこっちにくる
びっくりして速攻で家をでて玄関の鍵をしめて、除き穴からみるとその高さに女の人が口をもぐもぐしながら顔を真横にしてにこにこしてた
怖くて自転車でお祖母ちゃんの家に行って、お父さんが迎えにくるまで帰れなかった
いなかった家族は私を置いてくら寿司行ってた。
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:43:27.86 ID:dNYGXuW8i
295 名前:名も無き被検体774号+:2011/07/24(日) 10:00:13.75 ID:TaG/CCjO0
父方の親戚の墓地の隣に屠殺場があるんだが、
供えられてる線香のせいか臭いには気づかなかったな
そのかわり音っつーか声がやばかった。
「ぎゃああああああ!!! ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」って
いう叫び声が聞こえてきて、結構長い間続くんだけどしばらくしたらピタっと止むのな。
人の叫び声に似ていた。プチトラウマ
297 名前:名も無き被検体774号+:2011/07/24(日) 14:36:08.16 ID:urBaSIT1O
それ、屠殺の声じゃない。
機械音は別として、屠場からは声や音は響かない。
298 名前:名も無き被検体774号+:2011/07/24(日) 16:30:40.62 ID:6CGazl/F0
>>297
マジか
じゃあ俺は何を聞いたんだよ…
68:1/2:2012/04/21(土) 05:48:53.64 ID:dNYGXuW8i
漏れにはちょっと変な趣味があった。その趣味って言うのが、
夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら
「あ、大きな蛾が飛んでるな?」
なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。
ドアを閉めて、鍵をかけて
「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」
って怯えていたら、ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに漏れを探してる。
69:2/2:2012/04/21(土) 05:49:31.42 ID:dNYGXuW8i
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」
って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、
リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。もう、
バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、ドアを
ダンダンダンダンダンダン!!
って叩いて、チャイムを
ピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!
と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」
って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:54:44.07 ID:ZR8/lGDm0
慰霊の森はそういう視点で見るとマジギレされるからな
俺もそういう目で見るのは嫌だ悲しい場所だ昼間でもいっぱい居るらしいけど
震災のあとの雨が冷たかった時期の話だ
俺がいつもどおり帰宅すると物干し竿に烏が一羽とまってた
そりゃもう結構な雨なわけでぶっちゃけ野鳥とか大好きなわけで
捕獲はまずいからとりあえず窓を開けておいて我が家はいつでもウェルカムしてたんだ
まあスースーと寒かったが烏を眺めながら煙草を吸ってると電話が掛かってきた
「大丈夫? しっかり食べてる?」
というまあ実家のお母さんからのお電話だった訳だ
雨の音がちょっと邪魔だったから烏には悪いが戸を閉めた
「ちょっとね、こっちの余震であんたの写真立てが割れちゃったから電話掛けたのよ」
なるほどそれはあまり縁起がよろしくない
別にどうでもいいっちゃそうだけど自分が入ってる物が割れるのは良い気分しない
「そういえば昨日そっち揺れ来てたもんなあ」
と言いながら窓の外を見てみると烏と目が合った
物干し竿に乗ったまんまで体をねじるようにして俺を見てた
ただ俺の声に驚いて見てただけだろうけどね
あの時のお母さんからの電話には感謝してる
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:02:54.87 ID:VSd7BtAQO
>>72
鳥さんいいな
なんかタイミング的に不思議な感じ
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:11:55.79 ID:dNYGXuW8i
引越しを考えてる時に先輩からいい物件を紹介された
新築で破格の安さ
その理由はすぐ後ろに墓地があることと
そのアパート建てる前にあった間取りがまんまのアパートが火事で全焼したことらしい
一抹の不安はよぎるが安さにはかえられない
結局そこを紹介してもらった
そのアパートは二階建て三部屋ずつで
俺の部屋は二階の真ん中の部屋
最初は怖かったが特に何も起こらなかったし
毎朝出掛ける頃に会う一階の掃除してるおじさんとも挨拶する仲になったし
夜は帰ってくる頃手前の部屋のOL風のお姉さんとも挨拶するようになった
ただ、やっぱりおかしな事が起こり始めた
奥の部屋の住人とは会ったことなかったんだけど
夜中になると壁をドンドンする音が聞こえてくる
最初は我慢してたんだけど、注意しに行く勇気なんてないし
そもそも誰も住んでなかったらなんて洒落にならない
と思って不動産屋に件の話をしに行った
「奥の部屋ってどんな人が住んでるんですか?」
って言ったら
「そのアパートにはまだあなた以外住んでおりません」
って言われた
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:36:02.38 ID:jbUsJBWe0
怖い話かどうか微妙だけど
小学生の頃近所のおばあさんに挨拶してから学校行くのが日課だった
ちょうど俺が出る時間にゴミだしするからそれでおはようございまーすって
で確か四年だか五年生位だったかな
いつもどおり朝会って挨拶して学校に行ったんだ
帰りに友達の家行ってスマブラして家帰って
夕飯食った後親たちが出かけるぞって言って来て隣のおばあさんち行ったら
おばあさん死んでた
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:38:54.20 ID:VSd7BtAQO
>>83
えっとつまりそれはだいぶ前に亡くなっていたと…?
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:46:45.03 ID:jbUsJBWe0
>>85
多分そう
後から聞いたら親父たちは気使ってわざと落ち着いてから挨拶行ったらしいから
俺口悪かったからゴミ袋持たないで歩いてるの見てボケたのかババアとか普通に言ってたわww
今思えばその時期に会って挨拶してもじっと見てくるだけだったし不気味だったな
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:50:50.94 ID:VSd7BtAQO
>>88
知り合いの霊ならさほど…とも思わないでもないが
じっと見つめてくるだけとかヤメテ…
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:37:13.30 ID:ZR8/lGDm0
耳袋も超怖いもネットと被るところが多すぎる
古書とか扱ってる古本屋に置いてあるものを直感で選ぶと自分好みの怖い話に会えるよ
短い話
去年の暮れ頃、同僚と飲んでから帰宅
真っ暗な部屋の中から「おかえりなさい」と一声
俺は気にせずスーツを綺麗に衣紋掛けに下げて気持ちよく入浴
風呂から出て水を一杯飲んだところで「え?」と恐怖で腰が抜けた
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:56:55.03 ID:jbUsJBWe0
そう言えば俺じゃなくて妹だけど
俺のお祖父ちゃんの葬式の後の夜
夜中の2時くらいに妹が足が痛いって騒ぐから親起こして見たら
足首に手形が付いてた事あったな
その時もお祖父ちゃんが来たぞってふざけて言って暫く妹泣かしてたわ
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:08:48.28 ID:VSd7BtAQO
>>92
お葬式の後で丑三つ時とかタイミング的にも怖すぎる…
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:04:00.53 ID:ILA8/fAEi
前の会社で昔の支店長から聞いた話
派遣会社なんだが、毎日ある工場に行ってるグループの1人から
週明け一発目の仕事の日に電話がきた
「昼休み終わってからAさん見かけないんですけど、早退したんですか?」
聞けばAさんという古参で年配の真面目なスタッフが
午前中は工場内で見かけてたらしいんだが午後になってからどこにもいない
工場に入るときの記録にも本人らしき字でサインしてあるのだが
出るときの記録にはまだ未記入だった
そこで気になり会社に電話してきたそうだった
もちろん会社にはなんの連絡も入っていなかったので
本人の携帯にかけてもつながらず
もしやと思った支店長(当時は平社員)がAさんのアパートまで行き
大家さんに連絡して鍵を空けてもらったところ
中でAさんが亡くなっていた
警察に連絡して鑑定してもらったのかな?
死後3日は経過してたらしい
「Aさん真面目だったからな…」
と支店長が思い出すように目を細めてた顔が未だに忘れられない
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:10:23.40 ID:VSd7BtAQO
>>95
なるほど…死んでもなお仕事に来るとか…
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:25:19.63 ID:ZR8/lGDm0
怖い話不思議な話集めてれば寄ってくるっていうけど本当だったら嫌だね
古書にまつわる短い話
個人経営というか古本独特の匂いが蔓延してるような行きつけの古本屋
昭和何十年代の本だよというのも置いてありおニャン子本の笑顔はなぜか上座にズラリ
趣味と資料集めをかねて陶芸関係の本を手に取ってると「たくさん」とだけ書かれた本が一冊
惹かれた俺はそれを手にとってペラリとめくると
「今日もたくさん食べました」
と原稿用紙がそのまま印刷された項がまず出てきた
なんじゃらほいと次捲ると白紙、次も白紙どんどん白紙まだまだ白紙
結局最初の項にしか印刷されておらず最後の項には「寄贈」とだけ書いてあった
俺は静かに本を戻して本を購入して帰宅した
今思えば買っておけばよかったと思う
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:32:42.00 ID:ILA8/fAEi
>>101
うわーやっぱり古書とかこえーよ怖すぎ
全身鳥肌たってきた
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:39:29.99 ID:VSd7BtAQO
>>101
めっちゃ気になる本だwwwwww
でも怖いwwwwww
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:50:27.63 ID:ILA8/fAEi
昔リサイクルショップでバイトしてた頃の話
そこは個人経営でネット販売のみだったから結構ラフな雰囲気だったんだが
ある日商品でコンポ型のCDJ?が入ってきて
エジェクト部分が調子悪いのがわかって
俺でも直せそうですって1人残って(結局)深夜までやってたんだが
事務所の室内で飼ってる犬が急に吠え始めて
びくってなって玄関見たらドアの磨りガラスに人影映ってた
夜の1時くらいで、ノックなりなんなりのアクションもせずに
ずっと動かず立ってるあのシルエットにはがくぶるした
けど眠いし疲れたし直せるて言った以上なにがなんでも直したかったから
人影とりあえず放置でまた作業はじめた
気付いたら犬も静かになっててドアの人影も消えてたから
俺じゃ直せませんでしたということにして諦めて帰った
まあなにが怖かったの?と聞かれたら
帰るときドアに手をかけた時に鍵が開けっ放しになってたことに気付いた瞬間が1番怖かった
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:56:40.62 ID:VSd7BtAQO
>>120
こえーーーーーーー!
ダブルでこえーーーーーー!
施錠無しとか入って来られたらと思うとな…
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:05:33.95 ID:ILA8/fAEi
>>121
まだ通り魔が流行り出す前だったけど
今思うとあれが生身の人間で包丁とか持ってたら俺詰んでたよね
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:02:35.73 ID:ILA8/fAEi
虫の知らせって言うのかな?
それっぽいの一度だけ経験ある
もう何年前かの夏にほぼ毎晩ミーティングやってた時期があったんだが
いつも1番無駄にヤル気だけある俺が、その日の内容全く頭に入ってこない
明後日は一ヶ月ぶりの休みだーて心なしか浮かれてたのかな
でもなんか調子悪い気もしたから「ごめんなさい先帰ります」って言って
みんなより先に帰らせてもらった
駐輪場に着いたらポッケの携帯がぶるぶるしててとったらおふくろで
「おじさん亡くなったからあんた明後日のお葬式出て」
て言われた
なんかうまく言えんがこういうのが虫の知らせていうのかなと思った
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:07:12.57 ID:VSd7BtAQO
>>123
ほへぇー虫の知らせかもなぁ
良くペットなんかが死ぬ前は偶然の出来事が多いとか聞くな
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:27:52.05 ID:KhO4JHyp0
父方の実家がいわゆる拝み屋なんだが、そのせいか祓っても成仏しないというたちの悪さがある
べとべとさんはうちの前が通り道で夜歩くといまだに出くわす
狐の嫁入りは母の実家の近くで見た
遠目にしか見てないけどデカイ狐だった。怖くて尿漏らした
ばーちゃんには絶対に人に話すなって言われてたのを今さら思い出した
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:34:04.49 ID:VSd7BtAQO
>>159
出くわすのかwwwwww
べとべとさんでどんなのなんだ?
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:42:15.43 ID:KhO4JHyp0
>>161
お先にどうぞしてるから、足しか見たこと無い
革靴だったりサンダルだったり裸足だったりいろいろだよ
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:52:05.15 ID:VSd7BtAQO
>>168
ほへぇ~
うちの辺りじゃぺとぺとさんぜんぜん聞かないんだよなぁ
関西から東くらいにいる妖怪なんだろか
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:10:18.50 ID:KhO4JHyp0
深夜妹の部屋をノックする音がする
妹は出ていって1年以上経つのに
昨晩妹が帰ってたんだがその時も聞こえる
妹はすぐにメールを送ってくる
「またノックされたけど誰も登って来てないよね?」
「足音はしなかったけど気配はしたよ、今は俺の部屋の前でじっとしてる」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:14:41.80 ID:KiXU5xn+O
不思議な話っていうか子供の時に神社で遊んでて手を洗う所の水を抜こう
ってなって抜いたら晴天だったのに急に雲が厚くなって雷雨になったのは覚えてる
あれは何か知らんけど本物に怖かった
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:23:23.29 ID:VSd7BtAQO
>>137
水で繋がってる感が怖いな…
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:34:06.47 ID:ILA8/fAEi
昔音楽やっててイベントの日
集客最悪やら雨降ってるやらでもう最低だった
室内だから雨でイベント中止にはならんけどドタキャンなりされやすいし
でずっと入り口の階段下でもう1人とキャッシャー番しながら
集客数を正でカウントしてたんだが、交代が来たのでそいつとたばこ買いがてらコンビニ行った
その道中で疑問に思ってたことを聞いてみた
「集客三になってるけど、中にお客さん四人いない?」
「いるいる。常連AとBさん、Bさんの彼女とその友達」
と意見が一致してたので、戻って確認しようという話になった
で戻ってみたらBさんの彼女の友達がいない
Bさんに
「彼女さんの友達帰ったんすかー?」
と聞いたら
「あいつ今日1人できてるよ」
初めて見る顔なのに俺もそいつもBさんの彼女の友達だと思ってたのは
その子が常に彼女さんにべったりくっついてるからだった
俺もその子がいなくなるまで数回その2人?とすれ違ったし、そいつもすれ違ってたらしいんだが
今もそいつと会ってその子の話題になる時には
白いワンピースにセミロングで可愛い顔立ちだったで意見が一致してる
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:46:05.11 ID:VSd7BtAQO
>>144
レストランで~とかならよく聞くけど何の為に引っ付いてくるんだそういうの…
でもかわいいとか、うん
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:37:11.33 ID:ZR8/lGDm0
短い話
先月あたりの話
先輩ん家で宅呑みしたついでに泊めてもらいソファを借りて寝た
まだ日も昇らないくらいに何か違和感があって起きたんだが
俺って胸の上で手を重ねて寝る癖があるんだわ
左手が下右手が上がお決まりなんだけど右手の上にも誰かの手の感触があったんだよな
首だけ起こして下を見ても当然誰もいない
その内に誰かの手に爪でガリッと引っ掻かれて手の感触は消えた
「でゅへマジパネェッスありえねーっすwww」
って先輩に泣きながら問い詰めたら
「ああ、まあお前だけじゃないしソレ」
その先輩の家によく来る人たちに聞いてみたら「俺もやられた」と皆言っていた
女じゃねえかなあってその内の一人は言ってたけど担がれたんじゃなければ何したんだあの先輩
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:46:05.11 ID:VSd7BtAQO
>>145
被害者多数とか先輩よく住んでられるなwwwwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:40:23.42 ID:mpHWvXzsO
去年友人と二人で心霊スポットに行った
有名な心霊スポットで、山を登る道の途中にあるという
下調べもせず、大体の場所しか知らずに行ったせいで迷った
深夜の山道は街灯もなく霧が深く、数メートル先も見渡せなかった
道中、友人が一言も喋らなくなり、こちらを見なくなった
運転は友人がしていた為、視界が悪いから集中しているのだろうと思っていた
結局捜索を諦めて山を降りた
人気のない農道まで出ると友人は何も言わず路肩に停車し、車から飛び降りた
何かと思い私も車を降りると、友人が強張った調子で「見たか」と聞いてきた
友人曰わく、山道の中ほどに花束が供えてあったという
私は見逃したと言うと、友人は少し緊張が解けたらしく「ぎゃあとか言って俺の腕引っ張ってたから、てっきり見たのかと思った」と笑っていた
見逃したと言うのに悲鳴などあげる訳もない
友人の上着の二の腕部分には、誰かが引っ張った跡が残っていた
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:57:55.26 ID:VSd7BtAQO
そういえば地元っていうか地元に近い所の海沿いの道路にある廃店舗(たしか廃店舗だったはず…)
そこの自販機の影から女の人が覗いてるって話は聞いた事あるなぁ
何回か店入れ替わったけどそのせいなのかなwwwwwwwww
コンビニだった頃バイトの人が見たっていうのが多かったらしいが
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:02:18.51 ID:ZR8/lGDm0
深夜のコンビニで一番大事なのは「何があってもこれが普通だ」と思う精神だって友達言ってた
俺が昔やってた居酒屋バイトでは「深夜の『すみませーん』にはよく考えてから返事しろ」と教わった
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:05:04.00 ID:ILA8/fAEi
小さい頃ぼっろい社宅に住んでたんだが
幼稚園通う前くらいの記憶で
今もたまーに思い出す不思議な双子の男の子の思い出がある
日中社宅横のブランコしかない気持ち程度の公園に1人で遊びに行くんだが
そこの奥に金網があって、金網の向こうに
デカい病院の社宅があった
この頃はまだ体が小さくて、その金網と下の排水溝の隙間をくぐり抜けて向こうに行けたんだけど
向こう側に行くといつも会う双子の男の子がいた
なにが不思議だったって、まず会う度に名前が違う
毎回違う名前で自己紹介される
「○○くんと●●くんだよね?」
「違うよ、ぼくは△△」
「ぼくは□□」
って感じで
まあ会う度に遊んでたような気もするし
会ってすぐまた金網くぐって戻ってきてた気もするくらい曖昧な記憶の話ですまそなんだが
ある時家に連れてかれたことがあった
向こうの社宅の一棟へ入って階段上がってって
部屋に着いて中に入れてもらったら
お母さんがいたんだけど、俺を見て怖い顔?複雑な顔?みたいななんとも言えない顔でこちらを見てたのを憶えてる
で、いつの間にか双子がいなくなってて
「○○くんと●●くんは?」
て聞いてもなにも喋ってくれなくて
なんか居心地悪い気がして帰った
たしかその日から金網くぐってもその双子には会わなくなった
まあその双子に幼いながらも担がれてたのかもしれないけど
そういえばその双子て金網くぐるのを待ってはいるけど
向こうからくぐってきたことはなかった
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:14:17.11 ID:VSd7BtAQO
>>152
不思議だー
っていうかお母さんの表情も気になる
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:26:17.69 ID:ILA8/fAEi
そういえば>>152の病院とはまた違う病院の話なんだが
姉ちゃんが大学卒業して保育士になって
とある病院の医師や看護師の子供を預ける
病院の敷地内にある保育所で働いてたときの話なんだが
たまに子供達が窓の外の、ある方角に向かって一斉に手を合わせることがあって
「なにしてるの?」
て聞くと
「なむなむさんがいるの」
て言うらしい
親御さんになむなむさんについて訊ねてみたら
「仏壇やお墓に手を合わせるときになむなむしてとは言うけど」
て言われたらしい
姉ちゃんが
「その方角てのが脳神経系の難しい患者さんばっかいる棟に向かってやるからなむなむタイム始まると怖いのよ~」
て言ってた
正直それ聞かされた夜はトイレ行けなくなった
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:34:04.49 ID:VSd7BtAQO
>>157
こわっ何だよなむなむさんてwwwwww
キラキラさんだかイサユキだかそれ系思い出した…
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:12:18.42 ID:ZR8/lGDm0
同じようにその双子に連れてこられた子が何人も居たんだろうなあ
小さいときにしか遊べない子供だけの友人って絶対にいるよな
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:26:29.03 ID:ZR8/lGDm0
面白いコンビニの見分け方
深夜帯で入りが激しい地区でもないのにレジ二人、外一人以上のシフト
深夜帯の人の入れ替わりが激しく常に募集中
日中は閉まっているのにトイレに繋がってる通路の扉が常に全開
面白い居酒屋の見分け方
誰も入ってこないのに「いらっしゃいませ~」と店員が言う
誰も呼んでいないのに「はーいただいまー」と言って誰も居ない席に向かう
自分たち以外誰もいないのに注文した覚えのない物が運ばれてくる
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:30:26.22 ID:c2eI3YzM0
>>158
行きつけのファミマががっつり当てはまってんだけど
深夜行けなくなったらどうしてくれんだよ
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:34:04.49 ID:VSd7BtAQO
>>158
これは興味深いwwwwwwwww
でもそこで働きたくはないwwwwwwwww
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:35:24.20 ID:ILA8/fAEi
>>158
なんかふと昔バイトしてたラーメン屋思い出した
入り口の両脇に目立たず盛り塩してあったな
踏まれたりしててもいつの間にかきちんと直してあるし
店長に なんか出るんすか? って聞いても
商売繁盛のまじない って言って、それのご利益を平安時代から遡って聞かされるだけだったけど
もしかしたらなにかあったのかもね
常連長居して店閉めるの遅くなっても
必ず2人以上くらいで施錠して帰る流れだったしな
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:40:01.41 ID:KhO4JHyp0
コンビニでバイトしてた時
夜勤だったんだが住宅街の中なので来る人って大体決まってた
酒を買いに来るおっさん、デザートと水を買う仕事帰りのお水のお姉さん、雑誌が入る時間に来る大学生、水曜日の2時過ぎにバックヤードに現れてジュースの冷蔵庫からじっと店内を見つめてるおっさん
たまに現れてはバフのコンセント抜いて止める壁から生えた子供の手
休憩室に残るその日誰も吸わない銘柄の吸殻
慣れれば品だし以外は楽だから皆もコンビニでバイトしようぜ
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:41:45.39 ID:ZR8/lGDm0
幸運にも無いな
居酒屋バイトで深夜シフトのときに何回か「すみませーん」を聞いたけど
店長とか古株の人も別に客が居るのにやるくらいだからただの職業病なんだろ
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:45:03.78 ID:mpHWvXzsO
今年の2月頃
今住んでいる地方は雪がバカみたいに降り積もるような土地でとにかく寒い
元々雪の多い地方だが、私の村は一際多い
その日も大ぶりの雪がボロボロと降っていた
友人と二人で隣町まで出かけた帰りの事
帰りの電車を待っていた時、私は何となく向かいのホームに立ったまま
文庫を読んでる女子高生を見て、あの本がエロ小説だったらおもしろいなとか考えていた
まだ夕方だったけど、既に辺りは暗くなっていた
しばらくすると、電車がこちらに向かって来るのが見えた
もう私からも見えているのに何のアナウンスもされず、少し疑問を感じたが「駅員寝とるな」とか考えてストーブにあたっていた
しかし、近づいてくる電車がほんの一両だった事にさすがに変だなと感じた
やけに丸っこいクリーム色の電車は、フロントの頭部に丸いマークみたいのが付いていた
その電車は向かいのホームに泊まり、女子高生は文庫を閉じ、ごく自然にそれに乗り込んだ
女子高生は電車のなかで座らずに私をじっと見返してきた
吊革にも捕まらず、凄く真剣な顔で
私は訳が分からず見返すだけしか出来なかった
そして電車は電線部分から火花を散らしながら動き出し、ゆっくりと見えなくなって行った
友人も見たらしく、駅員は見てないらしく、その時間には私たちが乗る電車しか来ないらしかった
いまだに何なのか分からないが、今思い返すと女子高生の表情は悲しみをこらえてたように思う
怖くはないか
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:52:05.15 ID:VSd7BtAQO
>>171
不思議な話好きだwwwwwwwww
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:49:48.80 ID:ZR8/lGDm0
綺麗な話だがその電車が猿夢だとしたらお前はどうするね
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:54:26.86 ID:mpHWvXzsO
>>173
怖すぎて涙出たわ
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:49:08.92 ID:KhO4JHyp0
ゲーセンでバイトしてた時
平日昼間にあんまり走ってるから追いかけたらプリクラの筐体の中に走り込んだので中に入ってみると誰もいない
店長にお願いして防犯カメラを確認したらそもそも子供なんか映ってなく後輩が一人で走り回ってるだけだった
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:51:23.52 ID:8uHyxH4+0
>>172
なにその後輩こわい
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:58:39.12 ID:KhO4JHyp0
>>174
一行目に子供がって入れ忘れた
その後も景品倉庫に佇んだり筐体と筐体の間に挟まったり、休憩室で俺のラーメンひっくり返したり、今日は居ないなと思ったらカウンターの下のメダル保管箱に頭だけいたり
そんなお茶目な推定11才の少年はノリオと名付けられ新人をびびらせまくってた
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:02:17.30 ID:hpkPwrds0
>>182
子供がバイトしてたの?
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:27:04.06 ID:KhO4JHyp0
>>186
知らないうちに店に憑いてた
ゲーセンの話し
閉店間際階段から二階カウンターを覗く女がいた
店舗内にはほとんど客もおらず閉店業務を始めてたがずっとカウンターの方を見てる
一階で業務してた先輩が階段を登りなが「客いないっしょー?店閉めるよー」って言ってる
女はまだいる
先輩は階段横の柱から女と重なる様に顔を覗かせた
一瞬二人が重なって次の瞬間には二人とも居なくなってた
先輩の叫び声が聞こえてかけよったら一階まで落ちていた
そのまま救急車呼んで先輩は入院
後日聞いたら上に着いたとき急に足首を引っ張られて滑り落ちた、踊り場で止まったけどさらに引っ張られて下まで落ちたとのこと
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:29:37.75 ID:ILA8/fAEi
>>210
もうやだそのゲーセン
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:42:33.18 ID:KhO4JHyp0
>>213
営業時間中に一階の梁を歩いててそのまま一階に落下した所を二階にいるお客さんに見られたやつとか閉店業務終了後筐体の画面に手形つけまくって次の日早番にクレーム入れさせるやつとか、常連の女性客の背中からがっつり二本手が生えてる水子持ちとか他にも色々いるぞ
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:43:50.28 ID:zDT3COPvO
>>221
うわああああああ
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:53:05.07 ID:KhO4JHyp0
>>222
そのゲーセンの中ではその水子持ちが一番見てて怖かった
直接関係あるかなんて分かんないけど、結局その女性は彼氏と一緒に死んじゃったしね
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:55:47.44 ID:zDT3COPvO
>>223
なんでそんな連鎖的に怖い話がポンポン出てくるの
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:06:18.82 ID:ILA8/fAEi
前の会社で遅くまで残ってた時なんだけど
もう1人の(疲れてすでに半分くらい寝てる)社員と
腹減ったから弁当買ってこようて話になって
俺が買い出しに行くことになって深夜で廊下の電気全部消えてるオフィスビルを
何を思ったか事務所のある三階からエレベーター使わずに階段で降りてったんだけど
鼻歌歌いながら半階分くらい降りたとこでいきなり一階~一階半分上くらいから
すごい勢いで階段ダッシュでなにかが駆け降りてきやがって
ダダダダダダダダダダダッ!!!!!
って足音がして、めっちゃびくってなった
だって各フロア、階段室?に入る時はガラス張りの扉開けなきゃいけなくて
開けるときギィ~て音するのに
なんの前触れもなくいきなり足音だけきたんだもん
でそん時ブーツ履いてて速く走れる自信なくてほんとに一瞬だけ頭の中で
逃げるべきか、向かい打つべきか
を考えたけど、もうびくついてるわけだからと俺も負けじと
ダダダダダダダダダダダッ!!!!!
ってすごい勢いで階段降りた
ブーツ階段降り競走とかあったら確実にいいタイム出てたと思う
で、一階まで着いてほぼまっすぐ進めば右手にエレベーターニ基いてそのまままっすぐで正面入口なんだけど
もうこの時間正面は閉まってるから一階着いてほぼUターンする形で裏口にダッシュした
ちなみに一階の階段室?は扉無し
で裏口までの間に管理人室あるからそこで少し待ってても誰も出てこなかった
弁当買って帰ってきた時管理人にワケを話して一緒にエレベーターで上がってもらった
だって怖かったもん
管理人さんには
「あんたが走ってきたのしか知らない」
て言われた
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:08:15.39 ID:8uHyxH4+0
>>188
幽霊さん、あんたと鬼ごっこしたかったんだよ
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:13:57.59 ID:ILA8/fAEi
>>191
あんなに激しく求めてくるのか…
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:08:01.83 ID:VSd7BtAQO
そういえばいつだかの正月に初夢で暗い道を車で走ってて
じいちゃんとばあちゃんの家に向う山道の途中で、当のじいばあが現れて通せんぼされた
二人とも無表情でなんか変、何故かじいばあの家じゃなくお稲荷さんのある小道へ進もうとする自分(の車)の邪魔をする
んで目が覚めて、その日はじいばあの家に行く事になってたから、
ついでに夢で行こうとしてたお稲荷さんにも行ってみようと思った
それでじいばあの家で昼飯食べた後に行ってみようと思ってたんだけど
急に雨が降ってきて行くのを断念
晴れてるのに雨がザーザーと…
結局その日は行けなかったな
ぜんぜん怖くもなんともないけど
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:08:28.29 ID:KhO4JHyp0
ゲーセンの話
そんなノリオも帰る時間があるのか夜10時を過ぎると出なくなる
12時閉店でそこから閉店業務、終礼が12時30分過ぎ位に休憩室でやる
するとたまに誰もいないフロアからメダルカップやメダルが落ちる音や椅子をずらす音なんかがする
そんな時は休憩室から「俺達が帰ってからやれ」って叫ぶと静かになる
終礼終わってスタッフが帰るとまたガチャガチャ音がしだすから社員もなるべく早く、出来ればスタッフと同じタイミングで帰ってた
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:16:31.17 ID:VSd7BtAQO
>>192
ノリオ意外といい子wwwwwwwww
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:34:48.86 ID:KhO4JHyp0
>>201
ノリオの凄いところは今はそのゲーセン無くなって居酒屋になってるんだが、いまだに現役で出没するらしい
前に飲みに行ったときちらっと聞いたら出るっていってたんで
「そいつはノリオって言うんですよ、可愛がってください
あんまりほっとくとトイレに首だけで出たりもするんで適度に構った方が良いですよ」って言っといた
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:41:53.80 ID:VSd7BtAQO
>>217
相手しないと首だけになるノリオwwwwww
ちょっと萌えたwwwwwwwww
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:22:30.73 ID:p+OJqhQ30
俺がガキの頃の話なんだけど
ある日、友人2人と一緒に学校から帰ってたのさ。
そしたら友人の一人(仮にAとする)が急に
「お前ら2人Cってやつにいじめられてたよなーwwwwそいつ転校したけどwwwwww」
とか言い出した。
俺とBはその時は一切いじめられた記憶なんてないし、そもそもCなんて奴はしらない。
それで、「妄想乙wwwwwお前頭大丈夫かwwwwww」とかいってその日は別れた。
ところが次の日、Bが「なんかアルバムにしらない奴がいる」とか言ってきた。
どうせ見間違いだろうと思って確認しにいったら本当にしらないやつだった。
Aも呼んで確認するとこいつがCらしい。
俺とBは何が起きてるかわからなかった。
その次の日、学校でみんなに確認しよう!ってことになった。
みんなもAと同じ解答をした。
俺とBは「みんながそういうならそうなんだな」ってことになった。
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:24:54.50 ID:p+OJqhQ30
で、最近Bと久しぶりにあったんだけど、
ついにBまで「俺とお前とCにいじめられてたよなwwwww」
と、いうようになった。
もしかすると今俺がいる世界はパラレルワールドとか
別の世界線とかそんなんじゃないかって話。
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:38:18.10 ID:VSd7BtAQO
>>208
人間ショックな事とか強いストレスに晒されると(事故や事故現場を見たとか)
その時期の記憶がなくなったりするらしいけど
その話だとなんか違う感じあるよなぁwwwwwwwww
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:04:17.04 ID:mpHWvXzsO
子供の頃、出来立てのデカいデパートに行った時
当時はデパートに行くのはちょっとした旅行並みの大イベントだった
しかも新規開店、テンション上がってしまい
親をほっぽりだし店内を駆け回った
そして迷子になった
それでも怒られるのが嫌で、店員に見つからないよう人気のない階段へ向かった
意外と階段にも人がいたのでひたすら下へと向かい駆け抜けた
すぐに従業員用か搬入口かへ続く入り口に行き着き、一休み
階段は終わりで入り口と階段の間に少しスペースがあり、そこには大きな鏡が一枚あった
壁の方を向いていたそれは足に滑車が付いていて、子供でも簡単に動かせた
こちらを向かせ、鏡を覗きこんだ後、一目散に階段を駆け上がった
鏡に映った自分が何だかとても怖かった
その後また店内を駆け回り母親を見つけた頃には
そんな事すっかり忘れていた
帰るとき、母親に写真を撮ってもらった
デパート入り口にあった鏡面加工の変なオブジェを背にぱちり
写真のあと、何故か鼻血が出た
後に現像された写真にはハッキリと鏡面から伸びる真っ白い手が顔を鷲掴んでる様がうつっていた
その写真は母が珍しいと重宝し今も取っておいてある
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:07:03.02 ID:p+OJqhQ30
>>228
こえーよ
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:09:14.21 ID:YTPCWaOX0
なんだよここ
オカ板よりこえぇよ
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:18:50.20 ID:Sk/qF6ic0
祖母の実家がド田舎なんだけど、納戸?みたいな小さな小屋があるのな
毎年正月挨拶に行くんだけど、祖母や実家の人達から
その小屋は絶対に近づいちゃいけないと言われてた
でもガキの頃だったし、探検みたいな感じで妹とその小屋に入ってったんだ
そしたら古い風呂桶みたいな箱に「おかめさん」のお面がびっしり詰まってた
ただ宴会とかで使ってた小道具なだけかもしれないけどあれは怖かった
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:21:23.88 ID:TNtC1UFj0
友達の体験談だけどいい(´・ω・`)?
私も関わってるけど。あとわけます。
小学六年生の頃の話。
私とKは仲良しで、班も一緒で席も隣だった。
給食のときって机くっつけて向かい合って食べるよね?
そのとき、私が廊下側になるんだけど(私の席は扉のすぐ横)
Kがスプーン持ったままぼーっとしてた。
「どうしたの?おーい、K」って言って目の前で手振っても反応なし。
どうしたんだこの子って思いながら給食食べてたら、Kが突然泣き出した。
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:29:15.92 ID:TNtC1UFj0
びっくりしてKのことなだめながら先生を呼んだ。
しばらくしてKが落ち着いて、突然泣いた理由を訊いたら
「Y(私)のうしろに鎌を持った女の子が立ってる」
って言うんだ。
何回も私に鎌を振りかざして、ギリギリで止めるんだって。
それで怖くて泣いたらしい。
そのときの担任はオカルト好きで、そういうことに強かった。
だから落ち着いて「Kさん、そいつの容姿を描いてください」って
Kが描いた絵は
髪が長くて目が大きく、自分より大きい鎌を持ってて
白くてところどころ赤い服を着てる女の子の絵だった。
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:35:47.94 ID:TNtC1UFj0
それ見てみんなぎゃーぎゃー大騒ぎ。
そのときはどうすることもできなかったし、私とKは少し席を移動して給食を食べた。
何回かKにまだいるか訊いてた。移動してからはもうでなくなった。
だけど、その日はすごかった。
Oちゃんがトイレで影を見たとか、Rくんが黒いもやもやを見たとか。
私も泣きそうなくらい怖くて、昼休みトイレにいくときは必ずKとふたりで行った。
それで、Kが先にトイレから出て私のこと待ってた。
私も用をたしてトイレから出たとき、扉のほうに白いなにかを見た。
スカートの裾だったと思う。
「なんかいるなんかいるなんかいる!」って叫んだらKが先に走って逃げた。
私も急いでおいかけたけど、足遅いからおいていかれた。
トイレは一階にあるんだけど、昼休みだっていうのに一階に誰もいなくて怖かったなー
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:39:10.95 ID:VSd7BtAQO
>>235
一体何がいたんだよぉ…
っていうかそいつ鎌でなにしたかったんだよぉ…
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:42:40.20 ID:TNtC1UFj0
>>236
結局それはわかんなかった。
ただ、その出来事があって以来いろいろ見るようになった。
水道で手を洗ってたら、うしろをダダダダって走る姿が鏡にうつって
うしろ振り向いたけど誰もいなかった。しかも走っていった先は非常口で鍵かけてあった。
あとは学習旅行で日光観光行って、友達が華厳の滝で写真撮ったらいろいろうつってたとかかな。
華厳の滝の心霊写真はよくあるか
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:49:52.04 ID:Sk/qF6ic0
あと全然心霊関係ではないんだど、アパートで一人暮らししてた時
夜中にドアノブがガチャガチャなって、でも寝ぼけてるからシカトした
数日後警察から「先日このアパートで空き巣がありました」という手紙がきた
自分は2階だったんだけど、1階の部屋で被害があったらしい
あれやっぱ空き巣がドアノブいじってたんだろうなあ…
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:07:04.60 ID:VSd7BtAQO
>>238
心霊じゃなくてもフツーに怖いwwwwwwwww
幽霊だったら即殺されたりしないけど
空き巣とかに殺されたらイヤだwwwwww
239:!ninja:2012/04/21(土) 11:58:27.00 ID:fRVqiNRDO
昔みのもんた司会の番組
実際の血を使って描かれた生首の掛け軸の目が開くとかいうやつ見たやついないかな
放送中ずっとスタジオに掛けられてんだけど俺目が開いたの見たんだ
一緒に見てた家族もスタジオも見ていない様子…
ブラウン菅だったし画質荒かったし自分が消防だったから勘違いだったのか今でも不思議
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:01:35.15 ID:Sk/qF6ic0
>>239
ようつべとかでそんな動画あるよね
確か中山秀征が出てるやつ
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:05:55.53 ID:Sk/qF6ic0
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:15:35.05 ID:VSd7BtAQO
>>242
仕事早いwwwwwwwww
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:32:36.59 ID:KhO4JHyp0
今夜心霊スポットに凸する>>1のために心霊スポットであった話し
ゲーセンのバイト仲間と4人で心霊スポットに行った
ノリオの件もあってみんなそんなにビビる事無く目的地に到着
そこは奥にある遺物をハイビームで照らすとクラクションが止まらなくなるっていうヤンキーが作ったとしか思えない頭の悪い噂があった
ちなみに運転席に男、助手席にA子、後ろに俺とB子が座ってた
それで照らしてみるも案の定何もなし
そりゃそうだよね、なんて言い合いながら微妙な空気になる車内
次の瞬間A子の携帯がなる、画面には非通知の文字
ナニコレ!マジデカ!何て言ってる前の二人
後ろでほくそ笑む俺達
実はその電話はB子が掛けたイタ電だった
種明かしして車内が和やかムードになったんで帰ろうとしたときに鳴るB子の携帯、画面には非通知
前の二人かとも思ったけど俺も含めて誰の携帯もちがかった
B子に許可を得て通話ボタンを押してみるも無言
続けて話してみる
俺「もしもし!」
「…もしもし!」
俺「なんだこれ」
「…なんだこれ」
ちょっとラグがありつつ自分の声が聞こえてくる
その時に気付いた
車の中に誰かいる、そしてそいつがかけてきてる
俺「男!ヤバい逃げろ!」
そのまま少し走ったファミレスまで全力で逃げてからみんなに説明した
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:34:22.13 ID:KhO4JHyp0
怖くなったんでそのまま朝日が出るまでファミレスにいて5時ころ帰ることに
「いや~、しかし昨日はビビった」
みたいな話をしながら車に向かう4人
店を出た所でB子の携帯がなる、画面には非通知の文字
次の瞬間聞こえる男の叫び声
そしてそちらを振り向くと、車の中に誰かが乗っている
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 13:09:00.60 ID:KhO4JHyp0
そのあとは朝っぱらから駐車場で大祓詞唱えて帰ってもらった
後日きちんとお払いしたけどB子は携帯買い換えて男は事故に遭って車は全損、なのに本人は無傷っていうミラクルを成した
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 13:30:45.19 ID:VSd7BtAQO
>>259
ミラクルすぎwwwwww
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 13:10:25.00 ID:zDT3COPvO
もうなんかいろいろとおかしい
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:31:50.60 ID:YLjEAyWV0
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと
思う。文章作るの下手だし、かなり長くなった。しかも怪談じゃないから、興味
の湧いた人だけ読んで欲しい。
今から数年前の話。俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんっ
て人。今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事は、アウトソーシングです
よ。それも組織じゃなく、個人が雇うの。警察が介入してきたら、トカゲの尻尾
切りってやつね。
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。俺は都内の、比較的金持ちの日本人、
外国人が遊ぶ街で働いてた。日々のヤバい仕事っていうと、すごそうだけど、実
際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。キャバクラ行くと、必
ず花置いてあんだろ?あれだよ。で、花配りながら、集金して回る。
もちろん花屋に渡した代金の、3~5倍はもらうんだけどね。3万が10万、5万が
25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。
俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。それでも結構真面目に
やってた。相手も海千山千のが多いからさ。相手が若僧だと思うと、なめてかかっ
て、値切ろうとするバカもいるんだよね。
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいる
けど。でも警察呼ばれたら負けだからね。次から金取れなくなるから、組から睨
まれる。タダじゃすまんよ。
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。一円
も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:32:43.16 ID:YLjEAyWV0
前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさ
んなんかに、結構信頼されるようになった。
それで時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになっ
た。積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。荷物積む時は、俺は運転席から
出ない事になってたし、後ろは目張りされてて、見えないから。
それでベンツの後ろついてくだけ。荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たさ
れて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分
のバイト代をもらえた。
ある夜、また呼び出された。行ってみると、いつもとメンツが違う。いつもはSさん
かKさんと、部下の若い人だった。ところがその日は、幹部のNさんがいて、他には
Sさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。俺が着いて
も、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。
「・・・はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより・・・」
途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか
嫌な予感がしたけどね。
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。でも今回はドラム缶とか、段
ボールじゃなかった。置いた時の音がね、いつもと違ってた。重そうなもんではあった
けど。
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。いつもは俺一人で、ベンツについ
てくだけなのに。しかもいきなり首都高に入った。あそこはカメラもあるし、出入口には
Nシステムもあるから。こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。
274:読みにくかったね 直すね:2012/04/21(土) 14:35:05.76 ID:YLjEAyWV0
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは、苦手なんだよね。方向音痴だし。
多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが、右の車線に入って止めろって。
言われるままに止めたよ。そこって合流地点だった。で、中洲みたいになってるとこに、バックで車入れろって言うから、その通りにして、ライト消した。
両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。
俺はこの時も、嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。
SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。
もう中身は、絶対に人間としか思えない。
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:37:20.21 ID:YLjEAyWV0
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったんだろう。
何で組の人じゃなくて、俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば分かったんだけど。
で、Sさんがポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろって言うから、言う通りにした。
金網開けて、5~6メートルで、また扉にぶつかる。扉というより、鉄柵って感じかな。だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。
どうすんだろうな~と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。今度は大小ひとつずつの鍵。
コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。
右から左に柵が開いた。壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。
更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
『無断立入厳禁 防衛施設庁』って書いてあった。これは不思議だった。だってここ道路公団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って、平気なのかなって思った。まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:39:04.23 ID:YLjEAyWV0
SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。
階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。
時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。ある扉の前でSさんが止まって言った。
「これじゃねえか。これだろ」
そこには『帝国陸軍第十三号坑道』そう書いてあった。字体は古かったけど。信じられる?
今の日本にあるのは、陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして、休憩する事にした。二人とも無言だったから、俺も黙ってた。
しばらくして、Sさんがそろそろ行こうって言って、袋の片側、多分『足』がある側を持った。そしたら・・・
『袋』が突然暴れた。Sさんは不意を突かれて、手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:40:46.34 ID:YLjEAyWV0
どっかで見たことある・・・それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。
SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。
Kさんはクスリは持って無いとか、何とか答えてた。その間も『袋』は暴れてた。
暴れてたというか、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。一瞬『袋』の動きが止まったけど
「ウ~!」と、すごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。それでも『袋』は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。
『袋』の動きが止まった。その時なぜか、男は頭を振って、俺に気が付いた。
それまですごい形相で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で、俺を見つめた。
Sさんが「袋に戻せ」と言うと、Kさんが男の肩のあたりを、足で抑えながら、袋を引っ張って、男を中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:42:21.93 ID:YLjEAyWV0
Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ・・・突然だったんで、何が何だか」
そう答えるのが、精一杯だった。その時は本当に、どこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。
SさんとKさんは、再び動かなくなった『袋』を担ぎ上げた。それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。
それからその13号坑道ってやつを、延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。
何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で止まれって言った。そこもまた『帝国陸軍』。
『帝国陸軍第126号井戸』って書いてあった
(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それでSさんに言われるまま、中に入った。
中は結構広い部屋だった。小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。でも蓋が閉まってるの。
重そうな鉄の蓋。端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:44:35.84 ID:YLjEAyWV0
オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って、蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が『袋』を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に、投げ込んでしまえば、二度と出てこないもんね。
でもひとつだけ分からない事があった。なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?
二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音が、するはずだった。
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。
SさんとKさんも、顔を見合わせてた。
Sさんが俺の持っているマグライトを見て顎をしゃくってみせ、首を傾げて井戸を覗けってジェスチャーをした。
マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかった。
レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。光の輪の中には『袋』の一部が照らし出されてる。
やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。
そこに手が現れた。
真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。
あれ、さっきの『袋』の人、つるっぱげじゃ無かったよな。
ワケが分かんなくて、呆然と考えていたら、また頭が現れた。
え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。
目が無い。
空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。
理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。しかも2人だけじゃ無さそうだ。
奴らの周囲でも、何かがうごめいている気配がする。何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:46:27.21 ID:YLjEAyWV0
その時、急に扉が開いて、人が入ってきた。俺は驚いてライトを落として、立ち上がってた。SさんとKさんも。
入ってきたのは、Nさんだった。Nさんは俺たちを見て、怪訝そうな顔をした。
「S、もう済んだのか」
Sさんは少しの間、呆然としていたけど、すぐに答えた。
「済みました」
Nさんは俺たちの様子を見て、俺たちが井戸の中身を見た事を悟ったみたいだった。
「見たのか、中を」
俺たちはうなずきもせず、言葉も発しなかったが、否定しないことが肯定になった。
「さっさと蓋閉めろ」
言われて俺は、慌てて鎖のところに行って、さっきとは反対側の鎖を引いて回した。少しずつ蓋が閉まっていく。
「余計な事を考えるんじゃねえ。忘れろ」
そう言われた。確かにそうなんだけど、ぐるぐる考えた。殺しちゃまずいって、Sさんは言ってた。
Sさん自身も、なぜ殺しちゃだめなのか、知らなかったんだと思う。生きたまま落とした理由は?
生きたまま・・・・あの化け物のような奴らがいるところへ。考えたく無くなった。
俺たちは来た道を戻り、車で道に出た。今度はSさん、Kさんは、Nさんのベンツに乗っていった。
そしてそれが3人を見た最後になった。
283:『地下の井戸』 終わり:2012/04/21(土) 15:03:11.22 ID:YLjEAyWV0
俺は思い出していた。あのとき『袋』に入っていた男の顔を。
最近出所してきた、会長の3男だった。出来の悪い男というウワサだった。
ケチな仕事で下手を踏み、服役していたらしい。
俺は2、3回しか顔を合わせた事が無かったが、大した事無さそうなのに、威張り散らしてヤな感じだったのを覚えてる。
だからといって、会長の息子を殺すのはアウトだよ、死体を隠したっていずれバレる。
それでも出来るだけバレないように、俺を使って運んだんだろうけど。
あの出来事から2週間くらいして、Nさんが居なくなった、お前も姿をくらませって、Sさんから電話があった。
バレたんだ。会長の息子を殺ったのを。
組から距離をおいていたのが幸いして、俺は逃げ延びる事ができた。
SさんやKさんがどうなったのかは知らない。あれから数年、俺は人の多い土地を転々としている。
これはあるネットカフェで書いた。
もうすぐネットカフェも、身分証を見せないと書き込めなくなるらしい。
これが最後のチャンスだ。
組の人たちがこれを知れば、どこから書いたのか、すぐに突き止めると思う。
だから俺はこの街には、二度と戻ってこない。
誰かあの井戸を突き止めて欲しい。なぜあの井戸に、暴力団なんかが鍵持って入れるのか。
そうしたら俺の追っ手は、皆捕まるかも知れない。
俺は逃げ延びたい。これからも逃げ続けるつもりだ。
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 15:09:02.64 ID:zDT3COPvO
おぉう・・・
その謎の生き物が何より恐いな
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 17:39:44.99 ID:YmrrNqGM0
去年の事なんだが
山中に今尚残る廃線で駅と変電所が隣接している所があるんだわ
その駅は上下線共にトンネルに挟まれてて、枕木やレールが残されたままで1mくらいの柵も設置されてるような場所なんだ
昔、土砂崩れや落盤とかで多くの方が亡くなったらしいが、俺はそんなん気にせず変電所に忍び込んだ
そしたら……変電所で何も起こらない訳だ。実際そんなもんだろ?
で、変電所から出ようとしたらちょっと大きな物音を出しちゃってさ
場所が場所とは言え気が緩みすぎだろ、とか思ってたらなんか正面が明るい気がして前を向いたんだ
いるんだよ、真っ白い日傘を差して真っ白いノースリーブのワンピ姿の黒髪の女性が
もう気が動転したよ。だって廃墟から出るところ見られたんだぜ?
幸い目があって一瞬固まっただけだから、さも当たり前の様に軽く会釈したんだよ
そしたら女性は興味無さそうに歩いていっちまったんだ
その後は何事も無く俺も下山した訳だ
いやー警察に通報されなくて良かった良かった
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 17:42:11.86 ID:p+OJqhQ30
>>319
なにこれこわい
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 18:33:23.65 ID:ZR8/lGDm0
短い話
つい先日もニュースになったが天然記念物に関わらず樹木の枝を手折る奴は複雑骨折して死ねばいいと思ってる
ちょっと前に書いた某鉄道会社の社宅敷地内はこの時期桜が綺麗だ
今年は満開になっても立て続けに雨が降ったせいでもう散ってしまったが
まあ深夜に煙草が切れてファミマに買いに行こうとしたんだ
完全に散りきってない葉桜が街灯に照らされて素敵浪漫を醸し出している
それらを横目に歩き出そうとしたら敷地内の中庭で一人突っ立ってる人発見
ものすごい気味が悪いなあと思ったらその場から微動だにせずに桜の枝を折ってんの
ペキッピシッという乾いた風を絡ませるような音が一定間隔で聞こえてきてゾッとした
男か女かも分からなかったが最近は引越しをマジで考えてる
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:57:36.96 ID:mpHWvXzsO
一人暮らしをしていた頃、自分で自分に呪いをかけた事がある
呪いについて半信半疑だった身としては興味があったからだ
方法はいわゆる「一人かくれんぼ」
織り込むのは自分の髪で良いらしかったが、悪ふざけで髪と爪を混ぜた五穀米を詰めた
ついでに縛らなかった
呪文も適当で「私こと〇〇を見つけたら100万円ゲーム!スタート!」とか言ってた
まあ、びっくりするくらい何も起こらず終わり
ですよねーとか思っていた
その日の夜に故郷の後輩が死んだ事がニュースで流れた
大きな震災に巻き込まれたらしい
寝ているところに土砂が押し寄せ生き埋めだったそうだ
卒業してからは疎遠になったが、当時はとても仲の良い後輩だった
自分と同じ名前だったのがキッカケで仲良くなったのだった
名前さえ言わなければ後輩は生きていただろうかとも思う
偶然だろうか
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:27:05.37 ID:ZR8/lGDm0
短い話
風呂場で髪洗ってる時に背後に気配を感じたら上に居る
デスクに座って背後に気配を感じたら足元か天井に居る
こんな話はもうホラーの定石になってる
俺も髪洗ってると妄想が爆発して背後にお岩さんみたいのが立ってたら死ぬと思うことはよくある
でもそういうときはもう一気に見たほうが良いと思ってズバッと振るかえることにしてるんだ
背後には何もなかったが横にある浴槽から髪っぽいのがはみ出してるのを見た事があるけど気のせいだ
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:40:48.05 ID:ZR8/lGDm0
短い話
神流(?)だっけかな
誰も入ってないからと上司と二人で営業に行った時の話
現地についてみると台風接近につきほとんどの会社が店閉めてる
そんな中でも成績はつけなきゃいけないので何とか契約だけは取って17:00頃に社へ戻ることに
途中で大きな橋が掛かってて下は暴雨で増水した川が流れてる
「雨ヤバイっすね」みたいな話してたら反対車線の橋から何か飛び降りたのが見えた
まあ寝ぼけた俺が見間違えたのさって思ってタバコ吸ってたら
「今何か飛ばなかったか?」
って上司に言われて鳥肌カーニバルしながら「見ました」って返した
雨入ってくるの気にせず窓開けて見たけどサンダルっぽいのは欄干に置いてあった
何もこの科学の時代に氾濫をとめるための犠牲にならんでもと上司と二人で苦笑いしたわ
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:58:42.27 ID:ZR8/lGDm0
短い話
俺はあんまり頭よくねーし勉強も嫌いだから学生時代は某Fラン大学だった
ただ俺が入った年だかに図書館が綺麗に改装されてそれだけは喜ばしかったね
これは改装される前の秘密基地みたいなボロ図書館での話
課題の資料集めにいつもの友人たちと図書館に行った
この資料がPCで館内調べてみると中二階にあるような糞狭い場所においてある
ささっと見つけてバスケしようぜとか話してると友人kが奥の暗がりの方へ歩いてく
「そっちは別系統だぞ」「あっち蛍光灯切れてるんだよな」「今改装中だから放置なんじゃね?」
とか友人と適当に喋ってたら俺たちの左に居たはずのKが右から出てきた
「お前さっきあっち居なかった?」
「下の階(二階)に居たけど本みつからねーから来た」
まあKが俺たちをからかったならそれでいいんだけどな
俺たちがKを見た場所は袋小路だからグルッと回るのも無理な話
俺たちは恐怖が有頂天になってその日は上半身裸でバスケした楽しかった
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:16:49.31 ID:ZR8/lGDm0
ひとりかくれんぼの話
異常状態での酸欠が原因で幻視幻聴に至るという説、パニックに陥る説、集団ヒス説
かくいう俺もひとりかくれんぼ実行者で押入れの中は狭く暗く本当に怖くて泣いた
当時は俺もまだ学生だったから少し嗜好をこらしたかくれんぼをした
同時多発かくれんぼと題した遊びでやり方は簡単
一つの人形に俺と友人K,Aの三人分の髪爪を詰め込んで三人でぶっ刺して開始
家の中でバラバラの場所に隠れて携帯でやり取りして時間をすごすというもの
あれはいいぞ
巧みな奴が盛り上げようすると恐怖が連鎖してパニック状態になると思う
俺の友達もそんな奴の一人で開始何十分かしたら部屋のどこかから物凄い音がした
それに合わせて「イッテエエエエ!」といううめき声
もうそうなると「かくれんぼ? 俺今透明だからwww」状態だわ
飛び出して声の元に走ると押入れに隠れてたKが天井に潰されてた
押入れの天井が抜けたみたいで収納されてたバッグやらが散乱してる
Aと手伝ってKを救出したんだがもう当然その日は解散
「怖すぎワロリッシュリボーンwwww」って皆で車に乗ってキャバ行った
その後冷静になって三人で考えたけど収納されてた物ってバッグとかくらいなんだわ
底が抜けるような重いものは乗ってなかったのに不思議だねって首を傾げたね
366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:24:23.70 ID:ZYF74fBw0
長文でもいいなら渋谷の南平台にある
元新日鉄の社長公邸にまつわる話を投下する
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:31:37.48 ID:VSd7BtAQO
>>366
こいこい
368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:37:21.65 ID:ZYF74fBw0
新耳袋にも載ってその後映像化したから知ってる人もいると思うが
コピペだけど長えぞ
家に憑くもの
紀尾井町から四ッ谷に抜ける途中に、その館はあった。
もとは大名家の屋敷跡で、明治以降「華族の屋敷」だったという由緒正しい館であり、近年は某企業の外国からの来賓を接待する迎賓館として使用されていた。
何といっても場所がいい。『ホテルN』の正面玄関前に位置し周囲は古い教会、日本の政治を決定するといわれる料亭などに隣接している。
屋敷は素晴らしい和洋折衷建築の建物(映画でいうと『犬神家の一族』の建物を一部、洋館に作り変えた様な建物)であった。
しかし、かなりの老朽化が進み、さらにその場所に記念ホールを建てる計画も持ち上がり、今回取り壊される事になったのであった。
しかし、その取り壊しの調査段階で、この屋敷が当初思われていたよりずっと古く、文化価値の計り知れない建物である事がわかった。
加えて、現在では幾ら予算を注ぎ込もうと、この建物と同じものは造りようがないということも…。
なにせ20メートルの渡り廊下ひとつ取っても、継目の無い一枚板で造られている程なのである。
もし、今同じものを造ろうとすれば、天然記念物の屋久杉を切らねばならない。
…そんな事はできる訳がない。
屋台骨の組み合せにしても、とうに忘れられた技術がふんだんに使われており、今の宮大工ではほとんど解らない。
あれやこれやで、これは壊してしまうには惜しいので、渋谷にある社の土地に手を加え、移築しようという事になった。
リニューアルして再建築し、社長の公邸を兼ね迎賓館として使うのだ。
…そこで一昨年初冬、私の会社にこの建物の24時間の完全警備が委託された。
先にも書いたようにこの建物は『ホテルN』の真正面である。
各国の要人が泊まるのだから、払われる注意は並大抵のものではなかった。
正面の空き家は狙撃手のいい隠れ家である。
事実、アメリカの大統領が来日した時など、ホテル側に面した窓がわずか15センチ開いただけで警察と『ホテルN』から確認の電話がかかってきた程である。
それにこれから寒くなる季節柄、木造の家は火災がこわかった。
木材の資産価値だけで推定十数億、しかも廊下の一枚板のように再現不可能な材料もある。
警備会社の使命は重かった。
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:38:15.72 ID:ZYF74fBw0
…ところが。
警備を命じられた者たちが、次々と会社を辞めてしまうのだ。実際3日と持たない。
理由を聞いてもはっきりと言わない。
ただ、『この仕事は続けられないので辞めます。』と言うのだ。
はっきり言って警備会社は人の出入りの激しい職種である。支店間の移動もまた激しい。
ほんの一週間、海外旅行に行って戻って来ると、おみやげを頼んだ人ばかりか、部下から上司から総入替えしており、知った顔が一つもなかった等という笑えない話もある。
それはともかく、 実際、3日ともたないというのは異常な話だ。
しかも誰も理由を言わないとは。
…だが私にはピンと来くる事があった。
それは私自身のある経験から来るものだった。
私は立場上、警備に入る前、問題の建物を視察・打ち合せをした。
先方の会社の人に連れられて、全ての部屋をのぞくのに約40分以上かかったのを覚えている。
建物は明治時代の屋敷を核に増築に増築を重ね、複雑怪奇な構造になっていた。
本来ならあるはずのないところに小部屋があり、迷路じみた回廊が続き、
段差のある棟を繋げるため小さな階段がそこここにある。
ちゃんとわかっている人でないと到底住み得ないような…俗にいうなら幽霊の棲みつきやすい間取りの屋敷だった。
私自身は霊感がある人間ではない。人のオーラが見えるでも、背後霊が見えるでもない。
しかし、そんな私でもあそこでは誰かに見られている、そんな異様な感じが常にしたのだった。
異様な視線を感じるのは屋敷自体ではなく、屋敷の奥にある昭和初期に建てられたという土蔵の前。…そして『ホテルN』とは反対の角にある従業員宿舎の中だった。
入った瞬間気分が悪くなった。
空気が悪い、とでも表現したらいいのか。
何処からか感じる視線に不快感を感じ、脂汗が浮かんでくる。
何がどうとは言えなかったが、『ここはよくないな。』と思ったものだ。
身に覚えのある私は、誰も何も言わなくてもだいたいの事情を推察した。
推測が正しければこの先何人派遣しても同じことである。とすれば方法は一つしかなかった。
強力な霊感を持ち、なおかつ幽霊など非科学的なものは信じない、
という信念を持つ男をこの屋敷に送りこんだのである。
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:39:50.13 ID:ZYF74fBw0
島谷警備士。
私は彼に何も話さなかった。
彼にとってはこの仕事も、たくさんある普通の警備の一つに過ぎなかったはずである。
- 結果…。数日たっても、彼は何の異常も訴えてこなかった -
「…どうなっているものか。」
折りしも師走…。みぞれまじりの風が冷たい日であった。
屋敷はすでに解体の準備を終わり、業者の人たちは引きあげていた。
そんな屋敷に、ひとり警備に残っている島谷氏は、電気ストーブしか無い部屋でこの寒い中がんばっているはずである。
…しかし電気ストーブではそんなに部屋も体も暖まらないものだ。
私は現状視察を兼ね、石油ファンヒーターを差し入れに彼を訪れた。
「やあ、調子はどうだい。」
「あ、課長。大丈夫ですよ。こちらは何も異常ありません。」
「そ…そう…。」
『大丈夫、何も異常はない』と言われてしまうと返す言葉がない。
私は彼の案内で人気の失せた屋敷内を巡回した。
「…いや、君には話さなかったんだが、君の前の人が何人も辞めてしまってね。
…何かあるんじゃないかって心配してたんだ。」
「へえー、何があったんでしょうね。」
「…なかった? 何か出るとか…見たとか…。」
「何も。そんなの気のせいですって。強いて言うなら、疲労のせいで変な夢を見るくらいですね。」
「…夢? どんな?」
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:40:14.45 ID:ZYF74fBw0
彼は何気なく首をかしげた。思いだすのに数秒かかった。
「部屋で寝てるとですね。天井に女性が浮かんでるんです。白い着物を着た、きれいな人ですよ。」
「なあ。…それって、夢じゃ無いんじゃ…?」
「夢ですよ。 だって人間が空中に浮かんでるわけないじゃないですか。
髪だって下に垂れてこないで、僕と全く平行に浮かんでるんですよ。」
と、彼は笑う。 それで?とおそるおそる私は続きを促す。
「じっと見てたら、すうっと下がってきて僕の首を締めるっていうのか、胸倉をつかんでバタバタするっていうのか、まあそんな内容の夢です。」
「…それ、出てるってば…」
「かなり、すごい夢でしょう。」
「……。」
私たちはいつしか広間奥の階段前に来ていた。 ここもただならぬ気配が、
いつも誰かが見ているという気配が常に満ちている。
「…おかしいな。今誰かいるような気配がしたぞ。」
「課長、怖がりですね。 気のせいですよ。 僕もここに来ると時々カン違いするんです。」
「どんな。」
「さっきの夢に出てきた女性がね、そこに立ってるような気がして。疲れてるんでしょうねぇ…。 不思議なことにいつもここなんですけどね。」
「…それ、いつも?」
「いつもって訳では…。 そうそう…いつも夜中だ。 3時頃かなあ。一番疲れてる時間ですよ。」
「……。」
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:40:38.63 ID:ZYF74fBw0
一周した私たちは警備のための部屋に戻った。
「…じゃあ、良ければ引き続き年末年始の警備の方もよろしく。」
「大丈夫! まかせてください。」
その私たちの頭上を、何かがゆっくりと歩いていった。
- ミシッ…。ミシッ…。ミシッ…。 -
足音は部屋の天井を対角線に横切っていった。 その歩幅70センチほどか…。
私はつぶやいた。
「…こんな年末なのにまだ宮大工さん働いてるのか。 大変だよなあ。」
「あはははっ。 課長、もう年末ですよ。 私たちしかいる訳無いじゃないですか。」
「え! だって今誰か上を…。」
「ネズミじゃないですか?」
「だって、ミシッ…ミシッ…って人間位の歩幅で…。」
「古い建物だからよくきしむんです。 気のせいですよ。 よくあることなんです。
だって課長、第一この上は2階がないんですよ。」
私は思わず沈黙した。
そう、建物のこの箇所は上がないはずだ。
「じゃ…じゃあファンヒーターを置いてくから。寒いけどがんばってくれよ。多分、また来るからさぁ。」
本当に寒い日だった。誰もいない建物の中を寒風が吹き抜けていく。
建物の中を…中を…?…………………………!!
玄関にでた私はふと、つぶやいた。
「…外の方があったかい。」
外は叩きつける様にみぞれが降っていた。なのに、建物の中よりずっと暖かく感じるのだ。
だいたいどうして建物の中から外に向かって風が吹くのか!
「…そうなんですよねえ。不思議なんです…。しかも、僕のいる部屋が一番寒いんですよ。石油ファンヒーターたいても無駄かも…。」
彼は首をひねり続けた。
そして、その後も彼は不満一つもらすことなく、警備の任につき続けたのである。
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:41:20.68 ID:ZYF74fBw0
そして季節はいつしか夏になっていた。
移築すべき建物は全て解体され、渋谷の方の移築先に移送されていた。
重要な資材もなくなり、警備は昼間の工事中のみに限定され、島谷警備士も他の現場へと移っていった。
残るは不要な部分の取り壊しのみである。その中に、例の古い土蔵も含まれていた。
その日は、朝早くから解体業者が敷地に入り、わいわいと騒ぎたてていた。
最初に土蔵の扉を開けたのは、出稼ぎに来ていた中年のイラン人だった。
「…?!」
彼は暗い土蔵の中に、白い着物を来た女性を見た。そしてその周囲にうずくまり、こちらをジッと見る十数人の子供たちを…。
女性は立ちあがり、ものすごい剣幕でイラン人に指をつきつけまくしたてた。
「…ア・ア、チョット待ッテ。」
彼は、あまり日本語がよく話す事ができなかった。加えて、相手はまくしたてる様な早口である。
彼女が何を言っているのか、彼には全くわからなかった。
「チョット待ッテネ。監督サン呼ンデ来ルカラ。」
扉を閉め、くるっと振り返ったところに監督は立っていた。もう建物がなくなった見通しのいいサラ地だ。
どこに誰がいたって見える距離である。
「監督サン、中ニ女ノ人イテ、何カ言ッテルヨ、聞イテアゲテ。」
「女の人?」
監督は首をかしげた。なぜなら彼はそれまでのいきさつを全く知らなかった。
『女性がいるなんて変な事を言うな。』と思いながら、小走りで彼の側に向かうと、
一緒に土蔵の扉を開けた。
土蔵の中には案の定、誰もいなかった。
「本当イタヨ。白イ服キタ女ノ人ダッタヨ。芸者サンミタイナ服ダッタヨ。
アト子供タチ、イッパイ、イッパイ…。」
監督は現実家だったが、さすがにこの話にはくるものを感じた。
全作業員を集め今の話をただしたところ、同じように「白い着物を着た女性を見た」
と言う者が、十数人も出てしまったのである。
それからが大騒ぎだった。
神社から神主が呼ばれ、入念な御払いが行われた。
374:ラスト:2012/04/21(土) 20:42:07.75 ID:ZYF74fBw0
2日後、あらためて土蔵を解体したところガレキの下から、防空壕なのか座敷牢なのか解らない謎の地下空間が出てきてしまったのである。
…また大騒ぎになった。
その空間は、屋敷の膨大な記録に、一字も記載がなかったのである。
いつ、何のために造られたのか全くわからない。さらにそれだけでは済まなかった。
その数日後、屋敷の外塀が、十数メートルにわたっていきなり道路側に倒れたのである。
厚さ30センチ、本来なら地震でも倒れるはずのない塀である(関東大震災をも乗り切った塀である)。
幸い、すんでのところで死人こそ出なかったものの、路上の自転車、バイクはペッチャンコ。
あまりの事に翌日から作業員が出て来なくなる始末だった。再び御払いが行われた。
有難いことに、その後は何事も起こることなく、無事に建物もすべて解体され、
紀尾井町における我が社の仕事は終わった。
それから1年後。
会社の人間も一通り入れ替り、屋敷での怪異を覚えているのは今や私一人となっていた。
紀尾井町での出来事も、日々の業務に追われ忘れかけていた、そんな私の耳に、警備現場の人間との奇妙なやりとりが聞こえてきた。
最近入社した新人が、何気なくこんな事を話していた。
「…建物を移築するとかで、古い材木が積んであるんですが、その資材置き場を夜間巡回していると、たまに、変な人が来るので困ってるんです。」
「移築? 渋谷?」
私の耳はそばだった。
「夜中に白い服着た女の人が歩き回ってるんです。近所の人なんですかねえ…。
注意しようと思ってそっちいくと、いなくなってしまって…。どこの人なんでしょう?。こういう場合って、警察を呼んだ方が良いのでしょうか…?。」
「…その資材置き場って〇〇〇社の?。」
「そうです。社長の公邸建てる現場です。」
「…!」
そう…彼女は材木について渋谷に移っていたのだ!今も、今夜もさまよっているのか。
私はしばらく震えが止まらなかった。
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:57:39.42 ID:VSd7BtAQO
>>374
長いのを乙
なんかおもしろいなぁ
家ばらしても憑いてくんのか
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:47:07.83 ID:hoE9E8QP0
家に憑くならよく聞くけど木材に憑く幽霊とか面白いな
383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:09:16.83 ID:VSd7BtAQO
>>377
木材っていったら「女子を作るの方法」だっけか?
黒い木材で箱を作ったら中に女子が育つっていうの
あれ思い出した
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:56:25.53 ID:p+OJqhQ30
怖すぎだろ
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:33:16.38 ID:iEKAa2Uy0
中学生のAはある噂を耳にする
それは深夜2時に近所の公衆電話から電話をかけると何かが起きるという噂
それを確かめるため、夜を待ち友人とその公園に向かった
深夜2時になっなったので、電話をかけてみることにした
深夜ということもあり電話先はAの自宅にということにした
電話をかけてみると、しばらくして繋がる
男の低いうめき声が小さく聞こえる
その声はだんだん大きくなってくる
「ぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ」
あまりの恐怖に慌てて電話を切り、その日はすぐに解散した
翌朝、母親がAに話しかけてきた
母「昨晩遅くに変な電話がかかってきたのよ。男の低いうめき声で不気味だったわ…」
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:38:13.77 ID:VSd7BtAQO
>>393
どっちにもうめき声かいな…
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:41:19.35 ID:hoE9E8QP0
そういえば公共電話から000-000-0000にかけると
霊界に繋がるなんて都市伝説があったな
396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:44:54.36 ID:VSd7BtAQO
>>395
まず霊界の誰んちに繋がるんだwwwwwwwww
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:46:13.97 ID:ZYF74fBw0
昔カブクワ採取スレで見掛けた話
534 :NOBODY [sage] :2005/10/10(月) 22:17:35 ID:KwaChrlQ
もう16年前になる怖い話があります。
当時、尊敬して止まなかった昆虫採集の達人のHKさんと共に、
能勢地方で様々な昆虫採集をしていました。
HKさんは、関西の昆虫の裏世界の重鎮で、
当時、飼育法が確立していなかったオオクワガタの生息地を完璧に網羅し、
能勢地方から遥かに離れた都市の近郊でさえも
オオクワガタを発見する程の達人でした。
その他水生昆虫、小動物等、驚く様な希少種の生息地を把握している人でした。
そのHKさんと猪名川町のとある集落でオオクワガタを探していた時のこと。
林道沿いの台場クヌギにライトを照らしていると、
山の斜面から、ミシ…ミシ…と足音が聞こえてきたのです。
距離にして私から10メートル程先です。
誰かが居ると思い、ライトを照らしました。
先は深い森だったので、木立が邪魔をして、良く見えません。
何か小動物が歩いていたのか、と再び台場を照らすと、
また、ミシ…ミシシ…と、山の斜面を降りて来る訳でもなく、
林道と平行して歩く様な足音。
改めて辺りをライトで照らしていました。
ある事に気づきました。
車が無いのです。時刻は、22時を軽く過ぎていました。
車が無い…。あの足音は、一体誰…。
流石に気持ち悪くなって来ました。
399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:46:34.80 ID:ZYF74fBw0
近くに居たHKさんの所に向かいました。
そして、その事を話しました。
HKさんは、「何?足音? あほか(笑) そんな事ある訳ないやろ。空耳や空耳」、
と私の話を一笑しました。
HKさんの話で私は安心して、
その場所から少し林道を上がった所にある台場クヌギを見る事にしました。
その台場は、オオクワガタが「普通に」見つかる木でした。
ベストシーズンでは、オオクワガタが、
まるでコクワガタの様に木の表面を歩いているのです。
その木の近くは小川でした。
いつもの様にその木にライトを照らしていると、
ほんの一瞬、小川のせせらぐ音が、大勢の人が話している声に聞こえました。
「え?!!」 我にかえると、小川のせせらぐ音です。
「あ、れ… 空耳か…」
さっきの気持ち悪い足音で、オカルトチックな心理状態になっているのかも、
と再び台場を照らすと、
また「ワイワイガヤガヤ、ワハハハハ…」
まるで、すぐ近くで、夜桜花見の宴会でもやっているかの様な、楽しげな人々の声。
声の方向にライトを照らしましたが、あるのは小川だけです。
今度こそ、本当に怖くなりました。
そして、HKさんの元へ行き、「今夜は、帰りたい」と告げました。
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:46:59.34 ID:ZYF74fBw0
小川の近くで聞いた声は、間違いはありませんでした。
ただし、それ程怖くは感じませんでした。
敵意は感じず、ただ楽しく宴会をしている、といった雰囲気でした。
帰りの車の中で、HKさんにその声の話をしました。
相変わらす、HKさんは、「声なんかする訳ないやろう? 空耳やって…」、
と言いました。
しかし、HKさんの顔が一瞬真面目になりました。
私は、それを見逃していませんでした。
改めて、「Hさん、俺の聞いたのは、ほんまに空耳やったんやろか?
Hさん、ほんまの事を言ってよ」、と訊き直しました。
すると、HKさんは、「しゃあない。ほんまの事言うわ。
お前が聞いた音や声は、俺はしょっちゅう聞いてる。あの辺は、特に良くあるんや。
足音、話し声、山を歩いていると襟元や袖口を引っ張られる」。
絶句した。
やはり、私が聞いた声や音は、本当だったのだ。
HKさんが曰く、猪名川、川西、能勢、三草山が酷く、
特に能勢町が最も良くあるとの事。
HKさんと共に昆虫採集をしなくなる直前、HKさんは驚く様な事を口にした。
「この前ビックリしたで。近くに買い物をしに車を運転していると、
後部座席から、「早よ急がな○×△■○…」という声が聞こえてきたんや」。
その車は、いつも昆虫採集に出かける時に乗る車だった。
HKさんは、頭にきて、「いつまで俺に付け回すんや!!!
白昼にお前を晒け出すぞ!!」、と言おうとしたらしいのだが、
酒に泥酔した時の様にロレツが全く回らく、
言葉を発する事が出来なかったのだそうだ。
その後、HKさんとは、親交が無く、今、どうされているか知らない。
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:58:10.86 ID:oV/lcbL4O
子供の頃、母と叔父と一緒に散歩しててな、竹やぶに鹿が出てきて叔父が写真撮ったんだ。
それから10年後くらいかな、叔父の家でその時の写真を見たんだ。
「あ、これ懐かしいね」と俺が言ったら、なんか不思議そうにされたんだ。
「叔父ちゃんと母さんと一緒にいた時に撮ったやつでしょ?」
と俺は説明したんだけど、そんなわけないって言うんだ。
いや絶対間違いないって!と言っても嘘だと言われるばかり。
それで叔父にハッキリ言われたんだ。
「だってお前、この時まだ生まれてなかったから」
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:09:35.99 ID:VSd7BtAQO
>>404
カーチャンの腹の中から見てたのか…?wwwwww
なんかちょっと好きwwwwww
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:24:22.36 ID:ZYF74fBw0
319 :名前をあたえないでください:2007/07/08(日) 14:40:05 ID:3BokvmFd
>>316
幽霊話はこれだよ
これは本当にあった話です。
古い話なので多少間違ってるところがあるかもしれません。
昭和55年、高校生たちがとあるアパートの一室で麻雀をしていました。
1人が何気なく窓の外を見たら、女の人が長い髪を振り乱して踊っていました。
「えっ」と思ったそうです。
その部屋はアパートの二階、座った状態で見える窓の外は空中のはずです。
そう、女の人は空中で踊っていたのです。
みんな大騒ぎになりました。
次の瞬間、躍っていた女の人が飛んできて、その部屋の窓ガラスにへばり付きました。
それは血だらけの幽霊でした。
部屋の中の人たちはパニック状態に、
その頃、隣の部屋の住人は、隣が騒がしいので、
シンナーでもやって騒いでるんだろうと思い、その部屋に怒鳴り込んでいきました。
隣の部屋の住人がドアを開けぱっなしにして入ったため、幽霊が入ってきました。
何人かは窓から飛び降りて逃げました。
隣の住人は腰が抜けて動けません。
そして、その幽霊がダレなのかすぐに分かりました。
その幽霊は、数年前にその部屋で小学五年生の男の子に刺し殺された人でした。
部屋から逃げ出した一人が警察に通報して、警察も来て大騒ぎになったそうです。
次の日、新聞にその幽霊騒ぎが載ってました。
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:32:37.94 ID:VSd7BtAQO
>>419
幽霊騒動も怖いが事件もこえぇよぉー…
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:58:44.93 ID:ZYF74fBw0
俺が3年程前まで働いていたパチンコ屋の話。場所は神奈川県某所、国道沿いに立つボッタ店。
客からチョコチョコ噂は聞いていた。便所が勝手に流れたとか夜中にパチンコ台が動き出したとか。まぁパチンコ屋に付きものの他愛もない話。
特に気にしていた訳でも無かった。あの日までは。
その日は新台入れ替えでスタッフ全員が遅くまで仕事をしていた。
ようやく入れ替え作業が終わり1階の休憩所(二階建てで一階が休憩所と社員の寮になっている)でスタッフ達と談笑していた時の事だ
休憩所の店長室からの直通電話が鳴った。当時リーダーと言う立場の俺が電話を取ると店長が不思議そうにこう言った
「駐車場の鍵しめたよね?」
駐車場の鍵は出入り口と共に閉店時に閉めるので開いている訳は無い。俺自身確認もしていた。
「はぁ。確認しましたが」
そう答えると店長はますます不思議そうな声になった。
「なんか軽自動車が走り回ってるんだよ…」
有り得ない事だった。と言うのも防犯カメラで見える駐車場は休憩所からも見える位置にある。俺はイタズラかと思い
「あぁ多分、マリオカートの練習してるんすよ」
とくだらない返答。直後、店長がウワッと驚きの声をあげた。
「人…乗ってない」
しつこいなと思いながらも店長なので合わせてあげる事にした。
「○○ちゃん(バイトの女の子)ちょっと駐車場の幽霊を退治してきて」
「ヤダー」「くだらねー」
なんて笑ってると店長がポツリと
「マジで鍵確認してきて…」
それだけ言うと電話を切ってしまった。何だかその言葉が余りにも冗談ぽく無かったので見に行こうと思い上着を着ていると突然さっきまで笑っていたバイトの女の子が悲鳴をあげた。
「キャー!!」
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:59:43.05 ID:ZYF74fBw0
何事かと思い女の子に近づき体を支えると女の子は窓の外を指差して震えている。
軽自動車だ。窓の外、さっきまで無かったはずの軽自動車が音もなくそこにある。窓の外にピッタリとくっつけて無人の軽自動車が止まっているのだ。
一同パニック状態。休憩所から逃げ出そうとする奴を止めて俺は「とりあえず固まろう」なんて意味不明な発言をしている。
軽自動車から目を離せずにどれくらい時間がたったか。とても長く感じた。
実際の時間は分からないが体感的に1時間もたった頃、無人のはずだった軽自動車の助手席ドアがゆっくり開いたのだ。
車は何者かが乗り降りしてるように僅かに揺れ、バタンと閉まる。一同はますますパニック。悲鳴を上げて泣いている女の子が数人。
すると突然休憩所のドアが開いた。流石に俺もこれにはビビり声を上げてしまう。するとそこに眠そうに立っていたのはその日非番の古参社員。
どうやら女の子の悲鳴に起こされたらしく様子を見に来たらしい。とりあえずしどろもどろに状況を説明。
すると彼は少し頷いて「大丈夫」と一言。彼に促されて後ろを振り向くと軽自動車は消えていた。
彼は少し笑って
「昔は良くあったんだよ。最近は見なくなったけどね」
と平然として言う。
「害は無いから」
そう言うと自分の部屋に帰ってしまった。一同が呆然としていると直通電話が再び鳴った。店長だ。
「今日は帰った方が良いよ」
説明する間も無く切られてしまった。長居もしたく無かったのでそそくさと荷物をまとめその日は帰る事に。
後日、メンバーは続々と辞める事になるのは言うまでも無い。後日談だが、店の駐車場でガス自殺をした夫婦が居たとか。
この話が本当かどうかは確かめられなかった。
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:06:56.89 ID:VSd7BtAQO
>>430
害は無くても怖いから!wwwwwwwww
ショックで死ぬわwwwwwwwww
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:13:17.40 ID:fYPVpQVB0
小学生の頃の実話なんだけど…長いですが
ある日、掃除の時間に屋上に続く階段を5人くらいで掃除していた
学校7不思議とかがある階段だったからちょい怖くてみんないつもよりはしゃいでたように思う
屋上の扉の前に掃除用具入れが3つあってさ、私が冗談で友達1人を中に閉じ込めたの。と言ったらいじめっぽいけど、その掃除用具入れは鍵のとこが壊れてて、そもそも扉がちゃんと締まらない
はじめは皆で扉押さえてたけど、その子があんまり怖がるし、ふざけて入れただけだから皆すぐ手を離して「でておいでー、あいてるよ」とか声かけてるんだけどその子パニックなのか怖がるばかりで出てこなくて
そのうち掃除の時間終了のチャイムが鳴って、皆もその子の異常なビビり方に白けてきて、私に「はじめにやったのはあんただからその子助けて、掃除用具しまっといてよ」といって帰ってしまった
休憩時間のはずなのに、階下の音は殆ど聞こえず、階段は静まり返っている
気づいたら閉じ込められた子も静かになってた
私は出てこないその子にちょっとムカついてきて「自分で出てきなよ、出れるんだから」と言ったけど、もうその子は返事すらしなくって
私は、放って帰ろうかとも思ったけど、掃除用具をしまいたいし、やっぱその子可哀想だしと思って、扉を開けた
その子は、居なかった。
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:14:06.73 ID:fYPVpQVB0
私は怖くなってその場から走って逃げた
教室に戻ったら、その子が何食わぬ顔して居るかもしれない
そう願って教室に戻ったけど、休憩中だし皆ばらばらでよく分からない
その子を探しているうちに午後の授業が始まった
私は、その子の席を振り返ってみたけど、その子は帰ってきていなかった
その日は風邪で休みの子が1人居たから、空席は2つ
先生が空席に気づいて皆に聞いた「そこに空席が1つあるけど、○○は休みか?」皆が休みだと応えると先生は納得して、そのまま何事もなく授業がはじまった
だれも、居なくなったあの子に気づいていないようだった
授業が終わってから私は、もういちどあの掃除用具入れを見に行った
けど何もなく、そのまま教室に帰ると、その子が普通に自分の席で友達とお喋りをしていた
何で?
私はその子に駆け寄り、どこに行っていたのか尋ねた
するとその子は、
閉じ込められたことは知らない、さっきの授業は裏山に行きたくなって裏山にに言っていた、というのだ
その子は真面目な子で、平気で授業をサボる子じゃない
というかそれ以前に掃除用具入れの一件に関しては全く覚えがないというのだ
私は仕返しのつもりかと思い謝ったが、何のことだからかうなと逆に怒られてしまった
以上です
文才なくてごめん
今でもあれは何だったんだろうと思う
ちなみにそのとき一緒に掃除をしていた他の友達は皆、口を揃えて「そんな出来事は知らない」と言っていた…
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:21:49.57 ID:ZYF74fBw0
新耳袋から
能勢の妙見山というところがある。
古来、霊妙不思議の現れる山として祟めらている。ここは、日蓮宗の聖山とされるが、そ
の実態は北斗信仰の隠れキリシタンたちが信仰した山である。
色々な歴史背景がこの山にあるゆえに、色々奇妙な噂がある。
これは噂ではなく、妙見山へ行く私鉄電車に勤めていた人の体験談である
最終電車が終点につく。
乗客全員が降りたのを確認したはずなのに、いつのまにか巡礼姿の団体が乗っている。
その乗客たちは、座席に坐って一様にうつむいている。
「終点ですよ」と声をかけると、巡礼姿の人たちが一斉に顔をあげた。
奇妙なことに、全員がお面をつけている。
おたふくの面、ひょっとこの面、般若の面、翁の面・・・、そのお面をつけた人たちがぞろぞ
ろと無言で駅を出て行き、妙見山へと登っていくのだ。
不思議なことに、真っ暗闇の霊山の中に入っていくのに、彼らは明かりひとつ持たずに、その
まま漆黒の闇の中へ消えるのだという
この従業員は、その不思議な団体を何度も見たというし、同僚たちも目撃してるといるという。
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:26:00.83 ID:hoE9E8QP0
こういう話を聞くとwkwkしてくる
35 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/06/11(水) 23:59:01 ID:A2lg6WN+0
鬼門を開ける方法
本当に、人生が嫌になったらこれを試してください。
1:秋葉原駅から日比谷線に乗り、茅場町駅で降りてホームを八丁堀方面に
行くと、鉄格子の下に塩がおかれてるので、それを足で蹴散らしてください
2:そのまま東西線に乗り換え、高田馬場駅で降りてホームを西武新宿線乗り換え方面に
行くと、鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください
3:そのままもう一度東西線で茅場町駅で降りて改札をくぐり、4a出口の階段の下に
米を10粒たらしてください
4:そのまま日比谷線の茅場町駅に乗り、築地駅で降りてホームを築地本願寺方面に
行くと、鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください
5:そのまま日比谷線に乗り、目を閉じてあなたが一番したいことを考えながら
手を組んでそのまま乗っていてください。
49 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/07/10(木) 20:03:42 ID:Uhl0wg6pO
仕事終わりで暇だから、ちょっと35を実践してみるテスト
てか、本当に塩があってビビッタ。これマジで何の塩?おせーて
448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:27:16.45 ID:hoE9E8QP0
上の後日談らしいのがこれ
11日朝、東京・目黒区の会社社長宅のプールで、若い男性が血を流して死亡しているのが
見つかりました。 警視庁は、男性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて慎重に調べています。
11日午前6時20分ごろ、目黒区東山の会社社長宅の庭にあるプールで、「若い男性が
頭から血を流して死亡している」と、この家の住民の女性から110番通報がありました。
警視庁の警察官が駆けたところ、水が入っていない庭のプールで、男性が白っぽいシャツ姿で
うつ伏せに倒れていて、まもなく死亡が確認されました。
男性はこの家の住民ではないということで、警視庁は男性の身元確認を急ぐとともに、
事件に巻き込まれた可能性もあるとみて慎重に調べています。
現場は東急東横線・中目黒駅からおよそ500メートルの閑静な住宅街で、豪邸が立ち並ぶ一角です。(11日09:26)
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:29:36.14 ID:W/pme5Z+0
よく塩発見できたな
俺なんかそんな都合よく塩発見したら怖くて蹴散らせないけどな
昨晩終電を逃して徒歩で帰ったんだわ
寒すぎて夜中は絶対通らない住宅街の方から帰ることにした
そこは近道なんだけど街灯が本当に疎らで真っ暗な道なんだわ
暗いとか狭いとか苦手だから早歩きで20分ほど歩くと遥か向こうにファミマの灯りが見えた
これが見えれば俺の家はすぐそこなんだが昨日は何か嫌な予感がしたんだ
何が嫌なのかは知らんけどあんまり前に進みたくなくなった
まあ俺が立ち止まったとこに丁度自販機があったからコーヒー買ってタバコ一服したんだわ
ものの二三分だったと思うんだがスーツ着たいい大人がウンコ座りしてたら
「ああ、後もーう少しだったんだよなあ」
って男の声が頭上から降ってきた
走り高跳びみたいな感じで上をバッと向いたんだけど何もいねえ
ただぶっ潰れるほど酒も飲んでないし幻聴なんて今まで聞いたこともないからゾッとした
そっからは直進すればもうすぐ家なのにグルッと迂回して大通りの賑わいを隠れ蓑に帰った
ちなみに一昨日あたりから某スレで二階がカーニバルって言ってたんだけど今日もカーニバルだわ
俺が一階に居るときは二階には誰もいないはずなのにちょっと怖いんだわ
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:39:46.87 ID:ZR8/lGDm0
「からむな」って聞いたことあるか?
俺が幼い頃にお婆ちゃんから聞いた話だ
この「からむな」っていうのは蔵とか家に憑く化物だ
ぬ~べ~を読んだことがある奴は分かると思うが「しょうけら」ってのと同じ類
あれは律子先生が妖怪と消火器で触れ合う心温まるストーリーだったな
まあ知らなければ是非買ってくれ巻数は教えん全部買え
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:53:12.48 ID:ZR8/lGDm0
さて「からむな」っていうのは具体的にどういう奴かっていうとこうだ
姿形は成人男性のそれ
ただし全体的に印象が薄くて「あの……男の人だったと思うんすけどねぇ」となる
ぼんやりとすーっと歩いては消えて、すーっと歩いて消える化物なんだね
何も怖くないと思うだろうし「しょうけら」とも似てないだろ?
ちなみにこの話は俺の悪戯が度を越えた時に聞いた戒めの話だ
「からむな」っていうのは言ったように印象が薄い
だから家の中を勝手に歩き回っても俺たちは気付かない事が多い
そして日に日に家の中を闊歩する時間がどんどんどんどん延びていく
すると気付いたら面白いことが起こってくる
「悪さばかりしている子は『からむな』さんに取られちゃうからね」
お婆ちゃんは俺の目をじっと見つめてよく言ってたよ
つまるところ悪さしてると俺が「からむな」になって「からむな」が俺になっちゃうよって事
そんで「からむな」は俺の姿をかりて色んな悪行を働くようになる
俺の実家は田舎の山村であっという間に世間に知られるところになる
当然俺の実家はそこじゃあ暮らしていけないよな
だから「悪さはするな。『からむな』さんが取っちゃうぞ」って怒られる
俺も大きくはなったけど実家にはまだ「からむな」が居ると思ってるよ
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 04:41:07.52 ID:YFdTFKSjO
昔住んでたアパートの風呂であった話なんだけど
風呂と風呂の壁にちょっと隙間があったんだ
子供の頃はその隙間を何故かよく覗いてた
ある日いつものように隙間を覗こうとしたら細い三本指の黒い手が出てきたんだ
その時は何が起きてるのか分からなくて固まってた
そしたら手が壁に触れて落ちていったんだ
怖くなって一緒に風呂入ってた父さんに「なんかいる!」って言ったんだけど隙間を覗いて見ても何もいないの
黒い手が壁に触れてたとこだけ真っ黒になってて何回擦っても黒いのが消えなかった
あれはいったいなんだったんだろ
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:11:02.87 ID:VSd7BtAQO
そういえばちょくちょくどっかで書いたりしてるが自分も変な体験があってなあ
ある日目覚めたら保育園で昼寝してる幼児になっててさぁ
「あっ子供に戻った!」って思って泣いてたら保母さんが「どうしたの」ってきてくれたんだけど
理由も言えずに泣いてるだけだった
んでそのまま育って今に至る
その時は子供になる前の記憶もあったかもしれないけど全く思い出せない
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:24:40.65 ID:ZR8/lGDm0
>>57
過激でヤラセ臭もすごかったけど爆発的に放送しまくってた昔の怪奇番組
前世の記憶を持ったまま生まれてとかやってたのを覚えてる
もしかしたらお前もそうだったのか或いはどうだったのかは知らなくていいんじゃねえかな
俺の今住んでる家の前には某鉄道会社の社宅がある
随分人が減ったみたいで洗濯物とか干してると無人の部屋がいくつも見える
俺は喫煙者なんだが部屋の壁にヤニつけるの嫌で喫煙はベランダでする
何ヶ月前だか忘れたけど深夜に煙草吸いにベランダ出たんだ
すっと普段は無人のはずの部屋……っていうかベランダに何か立ってる
墨に白液をたらしたような境界線があいまいな白っぽい影が立ってる
目が悪い俺だから大体30Mくらい離れてる場所に立ってる人なんかちゃんと見えるわきゃないんだ
まして夜中で向こうは真っ暗な場所に立ってるだけだから
でもその影がこっちに無表情な顔を向けてるのだけはよく理解できた
最近はもう深夜にベランダ出て煙草吸うことはない
その社宅はまた一段と人が減ったみたいだ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:31:48.98 ID:VSd7BtAQO
>>60
うわぁぁぁぁ
絶対そこ住人の間に「出る」って噂あるだろwwwwww
なんかもうね、見えなくていいヤツラって何がしたいんだろうね
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:34:47.37 ID:ZR8/lGDm0
そういうの調べてみたことあったけど噂はその社宅の裏にあるマンションのが酷かったな
俺はどっちかと言えば心霊居るっぽいよね派だ
だから「見えなくていい」じゃなくて俺らが「普段は見えてないだけ」で彼らは普通に居るんじゃないかにゃあ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:38:24.12 ID:VSd7BtAQO
>>62
だが見えなくていいッ!wwwwww
マンションか…
建物っていうより地域的にそういうのがわんさかいるんだろか
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:42:01.62 ID:dNYGXuW8i
流れ読んでないけどコピペでもいいのか?
[609]彼氏いない歴774年[] 2011/09/01(木) 22:25:15.43 ID:/aoQhL1h
AAS
幽霊を見た?こと
予備校から帰ると、一階は真っ暗なのに二階に電気ついてる部屋がある
母は家族全員帰ってくるまで、リビングの電気は付けて(何年か前だから節電の意識はあまりなかった、すまぬ)
二階で洗濯物畳んだりするので、あれと思い階段の辺りからお母さんと呼ぶと
「だあれえ」と返ってきたので、ちょww娘にだあれってあんたwwと思いながら
喪子と答えると「喪子おいでえ」と母が呼ぶ
私は家では名前ではなく、ちびでぶちゃんという愛称で呼ばれていたので、?と思っている間にも母はずっとおいでおいでと言い続ける
しょうがねえなwwと階段を登ろうとすると母が部屋からでてきて…
と思ったらなんか顔だけ上下逆になってる?めちゃめちゃでかい四つん這いになったの女の人がすごいにこにこしながらこっちにくる
びっくりして速攻で家をでて玄関の鍵をしめて、除き穴からみるとその高さに女の人が口をもぐもぐしながら顔を真横にしてにこにこしてた
怖くて自転車でお祖母ちゃんの家に行って、お父さんが迎えにくるまで帰れなかった
いなかった家族は私を置いてくら寿司行ってた。
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:43:27.86 ID:dNYGXuW8i
295 名前:名も無き被検体774号+:2011/07/24(日) 10:00:13.75 ID:TaG/CCjO0
父方の親戚の墓地の隣に屠殺場があるんだが、
供えられてる線香のせいか臭いには気づかなかったな
そのかわり音っつーか声がやばかった。
「ぎゃああああああ!!! ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」って
いう叫び声が聞こえてきて、結構長い間続くんだけどしばらくしたらピタっと止むのな。
人の叫び声に似ていた。プチトラウマ
297 名前:名も無き被検体774号+:2011/07/24(日) 14:36:08.16 ID:urBaSIT1O
それ、屠殺の声じゃない。
機械音は別として、屠場からは声や音は響かない。
298 名前:名も無き被検体774号+:2011/07/24(日) 16:30:40.62 ID:6CGazl/F0
>>297
マジか
じゃあ俺は何を聞いたんだよ…
68:1/2:2012/04/21(土) 05:48:53.64 ID:dNYGXuW8i
漏れにはちょっと変な趣味があった。その趣味って言うのが、
夜中になると家の屋上に出てそこから双眼鏡で自分の住んでいる街を観察すること。
いつもとは違う、静まり返った街を観察するのが楽しい。遠くに見えるおおきな給水タンクとか、
酔っ払いを乗せて坂道を登っていくタクシーとか、ぽつんと佇むまぶしい自動販売機なんかを見ていると妙にワクワクしてくる。
漏れの家の西側には長い坂道があって、それがまっすぐ漏れの家の方に向って下ってくる。
だから屋上から西側に目をやれば、その坂道の全体を正面から視界に納めることができるようになってるわけね。
その坂道の脇に設置されてる自動販売機を双眼鏡で見ながら
「あ、大きな蛾が飛んでるな?」
なんて思っていたら、坂道の一番上のほうから物凄い勢いで下ってくる奴がいた。
「なんだ?」と思って双眼鏡で見てみたら全裸でガリガリに痩せた子供みたいな奴が、
満面の笑みを浮かべながらこっちに手を振りつつ、猛スピードで走ってくる。
奴はあきらかにこっちの存在に気付いているし、漏れと目も合いっぱなし。
ちょっとの間、あっけに取られて呆然と眺めていたけど、
なんだか凄くヤバイことになりそうな気がして、急いで階段を下りて家の中に逃げ込んだ。
ドアを閉めて、鍵をかけて
「うわーどうしようどうしよう、なんだよあれ!!」
って怯えていたら、ズダダダダダダッって屋上への階段を上る音が。明らかに漏れを探してる。
69:2/2:2012/04/21(土) 05:49:31.42 ID:dNYGXuW8i
「凄いやばいことになっちゃったよ、どうしよう、まじで、なんだよあれ」
って心の中でつぶやきながら、声を潜めて物音を立てないように、
リビングの真中でアイロン(武器)を両手で握って構えてた。
しばらくしたら、今度は階段をズダダダダッって下りる音。もう、
バカになりそうなくらいガタガタ震えていたら、ドアを
ダンダンダンダンダンダン!!
って叩いて、チャイムを
ピンポンピンポン!ピポポン!ピポン!!
と鳴らしてくる。
「ウッ、ンーッ!ウッ、ンーッ!」
って感じで、奴のうめき声も聴こえる。
心臓が一瞬とまって、物凄い勢い脈打ち始めた。さらにガクガク震えながら息を潜めていると、
数十秒くらいでノックもチャイムもうめき声止んで、元の静かな状態に……。
それでも当然、緊張が解けるわけがなく、日が昇るまでアイロンを構えて硬直していた。
あいつはいったい何者だったんだ。もう二度と夜中に双眼鏡なんか覗かない。
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 05:54:44.07 ID:ZR8/lGDm0
慰霊の森はそういう視点で見るとマジギレされるからな
俺もそういう目で見るのは嫌だ悲しい場所だ昼間でもいっぱい居るらしいけど
震災のあとの雨が冷たかった時期の話だ
俺がいつもどおり帰宅すると物干し竿に烏が一羽とまってた
そりゃもう結構な雨なわけでぶっちゃけ野鳥とか大好きなわけで
捕獲はまずいからとりあえず窓を開けておいて我が家はいつでもウェルカムしてたんだ
まあスースーと寒かったが烏を眺めながら煙草を吸ってると電話が掛かってきた
「大丈夫? しっかり食べてる?」
というまあ実家のお母さんからのお電話だった訳だ
雨の音がちょっと邪魔だったから烏には悪いが戸を閉めた
「ちょっとね、こっちの余震であんたの写真立てが割れちゃったから電話掛けたのよ」
なるほどそれはあまり縁起がよろしくない
別にどうでもいいっちゃそうだけど自分が入ってる物が割れるのは良い気分しない
「そういえば昨日そっち揺れ来てたもんなあ」
と言いながら窓の外を見てみると烏と目が合った
物干し竿に乗ったまんまで体をねじるようにして俺を見てた
ただ俺の声に驚いて見てただけだろうけどね
あの時のお母さんからの電話には感謝してる
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:02:54.87 ID:VSd7BtAQO
>>72
鳥さんいいな
なんかタイミング的に不思議な感じ
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:11:55.79 ID:dNYGXuW8i
引越しを考えてる時に先輩からいい物件を紹介された
新築で破格の安さ
その理由はすぐ後ろに墓地があることと
そのアパート建てる前にあった間取りがまんまのアパートが火事で全焼したことらしい
一抹の不安はよぎるが安さにはかえられない
結局そこを紹介してもらった
そのアパートは二階建て三部屋ずつで
俺の部屋は二階の真ん中の部屋
最初は怖かったが特に何も起こらなかったし
毎朝出掛ける頃に会う一階の掃除してるおじさんとも挨拶する仲になったし
夜は帰ってくる頃手前の部屋のOL風のお姉さんとも挨拶するようになった
ただ、やっぱりおかしな事が起こり始めた
奥の部屋の住人とは会ったことなかったんだけど
夜中になると壁をドンドンする音が聞こえてくる
最初は我慢してたんだけど、注意しに行く勇気なんてないし
そもそも誰も住んでなかったらなんて洒落にならない
と思って不動産屋に件の話をしに行った
「奥の部屋ってどんな人が住んでるんですか?」
って言ったら
「そのアパートにはまだあなた以外住んでおりません」
って言われた
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:36:02.38 ID:jbUsJBWe0
怖い話かどうか微妙だけど
小学生の頃近所のおばあさんに挨拶してから学校行くのが日課だった
ちょうど俺が出る時間にゴミだしするからそれでおはようございまーすって
で確か四年だか五年生位だったかな
いつもどおり朝会って挨拶して学校に行ったんだ
帰りに友達の家行ってスマブラして家帰って
夕飯食った後親たちが出かけるぞって言って来て隣のおばあさんち行ったら
おばあさん死んでた
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:38:54.20 ID:VSd7BtAQO
>>83
えっとつまりそれはだいぶ前に亡くなっていたと…?
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:46:45.03 ID:jbUsJBWe0
>>85
多分そう
後から聞いたら親父たちは気使ってわざと落ち着いてから挨拶行ったらしいから
俺口悪かったからゴミ袋持たないで歩いてるの見てボケたのかババアとか普通に言ってたわww
今思えばその時期に会って挨拶してもじっと見てくるだけだったし不気味だったな
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:50:50.94 ID:VSd7BtAQO
>>88
知り合いの霊ならさほど…とも思わないでもないが
じっと見つめてくるだけとかヤメテ…
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:37:13.30 ID:ZR8/lGDm0
耳袋も超怖いもネットと被るところが多すぎる
古書とか扱ってる古本屋に置いてあるものを直感で選ぶと自分好みの怖い話に会えるよ
短い話
去年の暮れ頃、同僚と飲んでから帰宅
真っ暗な部屋の中から「おかえりなさい」と一声
俺は気にせずスーツを綺麗に衣紋掛けに下げて気持ちよく入浴
風呂から出て水を一杯飲んだところで「え?」と恐怖で腰が抜けた
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 06:56:55.03 ID:jbUsJBWe0
そう言えば俺じゃなくて妹だけど
俺のお祖父ちゃんの葬式の後の夜
夜中の2時くらいに妹が足が痛いって騒ぐから親起こして見たら
足首に手形が付いてた事あったな
その時もお祖父ちゃんが来たぞってふざけて言って暫く妹泣かしてたわ
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:08:48.28 ID:VSd7BtAQO
>>92
お葬式の後で丑三つ時とかタイミング的にも怖すぎる…
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:04:00.53 ID:ILA8/fAEi
前の会社で昔の支店長から聞いた話
派遣会社なんだが、毎日ある工場に行ってるグループの1人から
週明け一発目の仕事の日に電話がきた
「昼休み終わってからAさん見かけないんですけど、早退したんですか?」
聞けばAさんという古参で年配の真面目なスタッフが
午前中は工場内で見かけてたらしいんだが午後になってからどこにもいない
工場に入るときの記録にも本人らしき字でサインしてあるのだが
出るときの記録にはまだ未記入だった
そこで気になり会社に電話してきたそうだった
もちろん会社にはなんの連絡も入っていなかったので
本人の携帯にかけてもつながらず
もしやと思った支店長(当時は平社員)がAさんのアパートまで行き
大家さんに連絡して鍵を空けてもらったところ
中でAさんが亡くなっていた
警察に連絡して鑑定してもらったのかな?
死後3日は経過してたらしい
「Aさん真面目だったからな…」
と支店長が思い出すように目を細めてた顔が未だに忘れられない
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:10:23.40 ID:VSd7BtAQO
>>95
なるほど…死んでもなお仕事に来るとか…
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:25:19.63 ID:ZR8/lGDm0
怖い話不思議な話集めてれば寄ってくるっていうけど本当だったら嫌だね
古書にまつわる短い話
個人経営というか古本独特の匂いが蔓延してるような行きつけの古本屋
昭和何十年代の本だよというのも置いてありおニャン子本の笑顔はなぜか上座にズラリ
趣味と資料集めをかねて陶芸関係の本を手に取ってると「たくさん」とだけ書かれた本が一冊
惹かれた俺はそれを手にとってペラリとめくると
「今日もたくさん食べました」
と原稿用紙がそのまま印刷された項がまず出てきた
なんじゃらほいと次捲ると白紙、次も白紙どんどん白紙まだまだ白紙
結局最初の項にしか印刷されておらず最後の項には「寄贈」とだけ書いてあった
俺は静かに本を戻して本を購入して帰宅した
今思えば買っておけばよかったと思う
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:32:42.00 ID:ILA8/fAEi
>>101
うわーやっぱり古書とかこえーよ怖すぎ
全身鳥肌たってきた
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:39:29.99 ID:VSd7BtAQO
>>101
めっちゃ気になる本だwwwwww
でも怖いwwwwww
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:50:27.63 ID:ILA8/fAEi
昔リサイクルショップでバイトしてた頃の話
そこは個人経営でネット販売のみだったから結構ラフな雰囲気だったんだが
ある日商品でコンポ型のCDJ?が入ってきて
エジェクト部分が調子悪いのがわかって
俺でも直せそうですって1人残って(結局)深夜までやってたんだが
事務所の室内で飼ってる犬が急に吠え始めて
びくってなって玄関見たらドアの磨りガラスに人影映ってた
夜の1時くらいで、ノックなりなんなりのアクションもせずに
ずっと動かず立ってるあのシルエットにはがくぶるした
けど眠いし疲れたし直せるて言った以上なにがなんでも直したかったから
人影とりあえず放置でまた作業はじめた
気付いたら犬も静かになっててドアの人影も消えてたから
俺じゃ直せませんでしたということにして諦めて帰った
まあなにが怖かったの?と聞かれたら
帰るときドアに手をかけた時に鍵が開けっ放しになってたことに気付いた瞬間が1番怖かった
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 07:56:40.62 ID:VSd7BtAQO
>>120
こえーーーーーーー!
ダブルでこえーーーーーー!
施錠無しとか入って来られたらと思うとな…
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:05:33.95 ID:ILA8/fAEi
>>121
まだ通り魔が流行り出す前だったけど
今思うとあれが生身の人間で包丁とか持ってたら俺詰んでたよね
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:02:35.73 ID:ILA8/fAEi
虫の知らせって言うのかな?
それっぽいの一度だけ経験ある
もう何年前かの夏にほぼ毎晩ミーティングやってた時期があったんだが
いつも1番無駄にヤル気だけある俺が、その日の内容全く頭に入ってこない
明後日は一ヶ月ぶりの休みだーて心なしか浮かれてたのかな
でもなんか調子悪い気もしたから「ごめんなさい先帰ります」って言って
みんなより先に帰らせてもらった
駐輪場に着いたらポッケの携帯がぶるぶるしててとったらおふくろで
「おじさん亡くなったからあんた明後日のお葬式出て」
て言われた
なんかうまく言えんがこういうのが虫の知らせていうのかなと思った
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:07:12.57 ID:VSd7BtAQO
>>123
ほへぇー虫の知らせかもなぁ
良くペットなんかが死ぬ前は偶然の出来事が多いとか聞くな
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:27:52.05 ID:KhO4JHyp0
父方の実家がいわゆる拝み屋なんだが、そのせいか祓っても成仏しないというたちの悪さがある
べとべとさんはうちの前が通り道で夜歩くといまだに出くわす
狐の嫁入りは母の実家の近くで見た
遠目にしか見てないけどデカイ狐だった。怖くて尿漏らした
ばーちゃんには絶対に人に話すなって言われてたのを今さら思い出した
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:34:04.49 ID:VSd7BtAQO
>>159
出くわすのかwwwwww
べとべとさんでどんなのなんだ?
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:42:15.43 ID:KhO4JHyp0
>>161
お先にどうぞしてるから、足しか見たこと無い
革靴だったりサンダルだったり裸足だったりいろいろだよ
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:52:05.15 ID:VSd7BtAQO
>>168
ほへぇ~
うちの辺りじゃぺとぺとさんぜんぜん聞かないんだよなぁ
関西から東くらいにいる妖怪なんだろか
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:10:18.50 ID:KhO4JHyp0
深夜妹の部屋をノックする音がする
妹は出ていって1年以上経つのに
昨晩妹が帰ってたんだがその時も聞こえる
妹はすぐにメールを送ってくる
「またノックされたけど誰も登って来てないよね?」
「足音はしなかったけど気配はしたよ、今は俺の部屋の前でじっとしてる」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:14:41.80 ID:KiXU5xn+O
不思議な話っていうか子供の時に神社で遊んでて手を洗う所の水を抜こう
ってなって抜いたら晴天だったのに急に雲が厚くなって雷雨になったのは覚えてる
あれは何か知らんけど本物に怖かった
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:23:23.29 ID:VSd7BtAQO
>>137
水で繋がってる感が怖いな…
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:34:06.47 ID:ILA8/fAEi
昔音楽やっててイベントの日
集客最悪やら雨降ってるやらでもう最低だった
室内だから雨でイベント中止にはならんけどドタキャンなりされやすいし
でずっと入り口の階段下でもう1人とキャッシャー番しながら
集客数を正でカウントしてたんだが、交代が来たのでそいつとたばこ買いがてらコンビニ行った
その道中で疑問に思ってたことを聞いてみた
「集客三になってるけど、中にお客さん四人いない?」
「いるいる。常連AとBさん、Bさんの彼女とその友達」
と意見が一致してたので、戻って確認しようという話になった
で戻ってみたらBさんの彼女の友達がいない
Bさんに
「彼女さんの友達帰ったんすかー?」
と聞いたら
「あいつ今日1人できてるよ」
初めて見る顔なのに俺もそいつもBさんの彼女の友達だと思ってたのは
その子が常に彼女さんにべったりくっついてるからだった
俺もその子がいなくなるまで数回その2人?とすれ違ったし、そいつもすれ違ってたらしいんだが
今もそいつと会ってその子の話題になる時には
白いワンピースにセミロングで可愛い顔立ちだったで意見が一致してる
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:46:05.11 ID:VSd7BtAQO
>>144
レストランで~とかならよく聞くけど何の為に引っ付いてくるんだそういうの…
でもかわいいとか、うん
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:37:11.33 ID:ZR8/lGDm0
短い話
先月あたりの話
先輩ん家で宅呑みしたついでに泊めてもらいソファを借りて寝た
まだ日も昇らないくらいに何か違和感があって起きたんだが
俺って胸の上で手を重ねて寝る癖があるんだわ
左手が下右手が上がお決まりなんだけど右手の上にも誰かの手の感触があったんだよな
首だけ起こして下を見ても当然誰もいない
その内に誰かの手に爪でガリッと引っ掻かれて手の感触は消えた
「でゅへマジパネェッスありえねーっすwww」
って先輩に泣きながら問い詰めたら
「ああ、まあお前だけじゃないしソレ」
その先輩の家によく来る人たちに聞いてみたら「俺もやられた」と皆言っていた
女じゃねえかなあってその内の一人は言ってたけど担がれたんじゃなければ何したんだあの先輩
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:46:05.11 ID:VSd7BtAQO
>>145
被害者多数とか先輩よく住んでられるなwwwwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:40:23.42 ID:mpHWvXzsO
去年友人と二人で心霊スポットに行った
有名な心霊スポットで、山を登る道の途中にあるという
下調べもせず、大体の場所しか知らずに行ったせいで迷った
深夜の山道は街灯もなく霧が深く、数メートル先も見渡せなかった
道中、友人が一言も喋らなくなり、こちらを見なくなった
運転は友人がしていた為、視界が悪いから集中しているのだろうと思っていた
結局捜索を諦めて山を降りた
人気のない農道まで出ると友人は何も言わず路肩に停車し、車から飛び降りた
何かと思い私も車を降りると、友人が強張った調子で「見たか」と聞いてきた
友人曰わく、山道の中ほどに花束が供えてあったという
私は見逃したと言うと、友人は少し緊張が解けたらしく「ぎゃあとか言って俺の腕引っ張ってたから、てっきり見たのかと思った」と笑っていた
見逃したと言うのに悲鳴などあげる訳もない
友人の上着の二の腕部分には、誰かが引っ張った跡が残っていた
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 08:57:55.26 ID:VSd7BtAQO
そういえば地元っていうか地元に近い所の海沿いの道路にある廃店舗(たしか廃店舗だったはず…)
そこの自販機の影から女の人が覗いてるって話は聞いた事あるなぁ
何回か店入れ替わったけどそのせいなのかなwwwwwwwww
コンビニだった頃バイトの人が見たっていうのが多かったらしいが
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:02:18.51 ID:ZR8/lGDm0
深夜のコンビニで一番大事なのは「何があってもこれが普通だ」と思う精神だって友達言ってた
俺が昔やってた居酒屋バイトでは「深夜の『すみませーん』にはよく考えてから返事しろ」と教わった
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:05:04.00 ID:ILA8/fAEi
小さい頃ぼっろい社宅に住んでたんだが
幼稚園通う前くらいの記憶で
今もたまーに思い出す不思議な双子の男の子の思い出がある
日中社宅横のブランコしかない気持ち程度の公園に1人で遊びに行くんだが
そこの奥に金網があって、金網の向こうに
デカい病院の社宅があった
この頃はまだ体が小さくて、その金網と下の排水溝の隙間をくぐり抜けて向こうに行けたんだけど
向こう側に行くといつも会う双子の男の子がいた
なにが不思議だったって、まず会う度に名前が違う
毎回違う名前で自己紹介される
「○○くんと●●くんだよね?」
「違うよ、ぼくは△△」
「ぼくは□□」
って感じで
まあ会う度に遊んでたような気もするし
会ってすぐまた金網くぐって戻ってきてた気もするくらい曖昧な記憶の話ですまそなんだが
ある時家に連れてかれたことがあった
向こうの社宅の一棟へ入って階段上がってって
部屋に着いて中に入れてもらったら
お母さんがいたんだけど、俺を見て怖い顔?複雑な顔?みたいななんとも言えない顔でこちらを見てたのを憶えてる
で、いつの間にか双子がいなくなってて
「○○くんと●●くんは?」
て聞いてもなにも喋ってくれなくて
なんか居心地悪い気がして帰った
たしかその日から金網くぐってもその双子には会わなくなった
まあその双子に幼いながらも担がれてたのかもしれないけど
そういえばその双子て金網くぐるのを待ってはいるけど
向こうからくぐってきたことはなかった
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:14:17.11 ID:VSd7BtAQO
>>152
不思議だー
っていうかお母さんの表情も気になる
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:26:17.69 ID:ILA8/fAEi
そういえば>>152の病院とはまた違う病院の話なんだが
姉ちゃんが大学卒業して保育士になって
とある病院の医師や看護師の子供を預ける
病院の敷地内にある保育所で働いてたときの話なんだが
たまに子供達が窓の外の、ある方角に向かって一斉に手を合わせることがあって
「なにしてるの?」
て聞くと
「なむなむさんがいるの」
て言うらしい
親御さんになむなむさんについて訊ねてみたら
「仏壇やお墓に手を合わせるときになむなむしてとは言うけど」
て言われたらしい
姉ちゃんが
「その方角てのが脳神経系の難しい患者さんばっかいる棟に向かってやるからなむなむタイム始まると怖いのよ~」
て言ってた
正直それ聞かされた夜はトイレ行けなくなった
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:34:04.49 ID:VSd7BtAQO
>>157
こわっ何だよなむなむさんてwwwwww
キラキラさんだかイサユキだかそれ系思い出した…
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:12:18.42 ID:ZR8/lGDm0
同じようにその双子に連れてこられた子が何人も居たんだろうなあ
小さいときにしか遊べない子供だけの友人って絶対にいるよな
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:26:29.03 ID:ZR8/lGDm0
面白いコンビニの見分け方
深夜帯で入りが激しい地区でもないのにレジ二人、外一人以上のシフト
深夜帯の人の入れ替わりが激しく常に募集中
日中は閉まっているのにトイレに繋がってる通路の扉が常に全開
面白い居酒屋の見分け方
誰も入ってこないのに「いらっしゃいませ~」と店員が言う
誰も呼んでいないのに「はーいただいまー」と言って誰も居ない席に向かう
自分たち以外誰もいないのに注文した覚えのない物が運ばれてくる
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:30:26.22 ID:c2eI3YzM0
>>158
行きつけのファミマががっつり当てはまってんだけど
深夜行けなくなったらどうしてくれんだよ
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:34:04.49 ID:VSd7BtAQO
>>158
これは興味深いwwwwwwwww
でもそこで働きたくはないwwwwwwwww
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:35:24.20 ID:ILA8/fAEi
>>158
なんかふと昔バイトしてたラーメン屋思い出した
入り口の両脇に目立たず盛り塩してあったな
踏まれたりしててもいつの間にかきちんと直してあるし
店長に なんか出るんすか? って聞いても
商売繁盛のまじない って言って、それのご利益を平安時代から遡って聞かされるだけだったけど
もしかしたらなにかあったのかもね
常連長居して店閉めるの遅くなっても
必ず2人以上くらいで施錠して帰る流れだったしな
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:40:01.41 ID:KhO4JHyp0
コンビニでバイトしてた時
夜勤だったんだが住宅街の中なので来る人って大体決まってた
酒を買いに来るおっさん、デザートと水を買う仕事帰りのお水のお姉さん、雑誌が入る時間に来る大学生、水曜日の2時過ぎにバックヤードに現れてジュースの冷蔵庫からじっと店内を見つめてるおっさん
たまに現れてはバフのコンセント抜いて止める壁から生えた子供の手
休憩室に残るその日誰も吸わない銘柄の吸殻
慣れれば品だし以外は楽だから皆もコンビニでバイトしようぜ
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:41:45.39 ID:ZR8/lGDm0
幸運にも無いな
居酒屋バイトで深夜シフトのときに何回か「すみませーん」を聞いたけど
店長とか古株の人も別に客が居るのにやるくらいだからただの職業病なんだろ
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:45:03.78 ID:mpHWvXzsO
今年の2月頃
今住んでいる地方は雪がバカみたいに降り積もるような土地でとにかく寒い
元々雪の多い地方だが、私の村は一際多い
その日も大ぶりの雪がボロボロと降っていた
友人と二人で隣町まで出かけた帰りの事
帰りの電車を待っていた時、私は何となく向かいのホームに立ったまま
文庫を読んでる女子高生を見て、あの本がエロ小説だったらおもしろいなとか考えていた
まだ夕方だったけど、既に辺りは暗くなっていた
しばらくすると、電車がこちらに向かって来るのが見えた
もう私からも見えているのに何のアナウンスもされず、少し疑問を感じたが「駅員寝とるな」とか考えてストーブにあたっていた
しかし、近づいてくる電車がほんの一両だった事にさすがに変だなと感じた
やけに丸っこいクリーム色の電車は、フロントの頭部に丸いマークみたいのが付いていた
その電車は向かいのホームに泊まり、女子高生は文庫を閉じ、ごく自然にそれに乗り込んだ
女子高生は電車のなかで座らずに私をじっと見返してきた
吊革にも捕まらず、凄く真剣な顔で
私は訳が分からず見返すだけしか出来なかった
そして電車は電線部分から火花を散らしながら動き出し、ゆっくりと見えなくなって行った
友人も見たらしく、駅員は見てないらしく、その時間には私たちが乗る電車しか来ないらしかった
いまだに何なのか分からないが、今思い返すと女子高生の表情は悲しみをこらえてたように思う
怖くはないか
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:52:05.15 ID:VSd7BtAQO
>>171
不思議な話好きだwwwwwwwww
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:49:48.80 ID:ZR8/lGDm0
綺麗な話だがその電車が猿夢だとしたらお前はどうするね
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:54:26.86 ID:mpHWvXzsO
>>173
怖すぎて涙出たわ
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:49:08.92 ID:KhO4JHyp0
ゲーセンでバイトしてた時
平日昼間にあんまり走ってるから追いかけたらプリクラの筐体の中に走り込んだので中に入ってみると誰もいない
店長にお願いして防犯カメラを確認したらそもそも子供なんか映ってなく後輩が一人で走り回ってるだけだった
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:51:23.52 ID:8uHyxH4+0
>>172
なにその後輩こわい
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 09:58:39.12 ID:KhO4JHyp0
>>174
一行目に子供がって入れ忘れた
その後も景品倉庫に佇んだり筐体と筐体の間に挟まったり、休憩室で俺のラーメンひっくり返したり、今日は居ないなと思ったらカウンターの下のメダル保管箱に頭だけいたり
そんなお茶目な推定11才の少年はノリオと名付けられ新人をびびらせまくってた
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:02:17.30 ID:hpkPwrds0
>>182
子供がバイトしてたの?
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:27:04.06 ID:KhO4JHyp0
>>186
知らないうちに店に憑いてた
ゲーセンの話し
閉店間際階段から二階カウンターを覗く女がいた
店舗内にはほとんど客もおらず閉店業務を始めてたがずっとカウンターの方を見てる
一階で業務してた先輩が階段を登りなが「客いないっしょー?店閉めるよー」って言ってる
女はまだいる
先輩は階段横の柱から女と重なる様に顔を覗かせた
一瞬二人が重なって次の瞬間には二人とも居なくなってた
先輩の叫び声が聞こえてかけよったら一階まで落ちていた
そのまま救急車呼んで先輩は入院
後日聞いたら上に着いたとき急に足首を引っ張られて滑り落ちた、踊り場で止まったけどさらに引っ張られて下まで落ちたとのこと
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:29:37.75 ID:ILA8/fAEi
>>210
もうやだそのゲーセン
221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:42:33.18 ID:KhO4JHyp0
>>213
営業時間中に一階の梁を歩いててそのまま一階に落下した所を二階にいるお客さんに見られたやつとか閉店業務終了後筐体の画面に手形つけまくって次の日早番にクレーム入れさせるやつとか、常連の女性客の背中からがっつり二本手が生えてる水子持ちとか他にも色々いるぞ
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:43:50.28 ID:zDT3COPvO
>>221
うわああああああ
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:53:05.07 ID:KhO4JHyp0
>>222
そのゲーセンの中ではその水子持ちが一番見てて怖かった
直接関係あるかなんて分かんないけど、結局その女性は彼氏と一緒に死んじゃったしね
224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:55:47.44 ID:zDT3COPvO
>>223
なんでそんな連鎖的に怖い話がポンポン出てくるの
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:06:18.82 ID:ILA8/fAEi
前の会社で遅くまで残ってた時なんだけど
もう1人の(疲れてすでに半分くらい寝てる)社員と
腹減ったから弁当買ってこようて話になって
俺が買い出しに行くことになって深夜で廊下の電気全部消えてるオフィスビルを
何を思ったか事務所のある三階からエレベーター使わずに階段で降りてったんだけど
鼻歌歌いながら半階分くらい降りたとこでいきなり一階~一階半分上くらいから
すごい勢いで階段ダッシュでなにかが駆け降りてきやがって
ダダダダダダダダダダダッ!!!!!
って足音がして、めっちゃびくってなった
だって各フロア、階段室?に入る時はガラス張りの扉開けなきゃいけなくて
開けるときギィ~て音するのに
なんの前触れもなくいきなり足音だけきたんだもん
でそん時ブーツ履いてて速く走れる自信なくてほんとに一瞬だけ頭の中で
逃げるべきか、向かい打つべきか
を考えたけど、もうびくついてるわけだからと俺も負けじと
ダダダダダダダダダダダッ!!!!!
ってすごい勢いで階段降りた
ブーツ階段降り競走とかあったら確実にいいタイム出てたと思う
で、一階まで着いてほぼまっすぐ進めば右手にエレベーターニ基いてそのまままっすぐで正面入口なんだけど
もうこの時間正面は閉まってるから一階着いてほぼUターンする形で裏口にダッシュした
ちなみに一階の階段室?は扉無し
で裏口までの間に管理人室あるからそこで少し待ってても誰も出てこなかった
弁当買って帰ってきた時管理人にワケを話して一緒にエレベーターで上がってもらった
だって怖かったもん
管理人さんには
「あんたが走ってきたのしか知らない」
て言われた
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:08:15.39 ID:8uHyxH4+0
>>188
幽霊さん、あんたと鬼ごっこしたかったんだよ
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:13:57.59 ID:ILA8/fAEi
>>191
あんなに激しく求めてくるのか…
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:08:01.83 ID:VSd7BtAQO
そういえばいつだかの正月に初夢で暗い道を車で走ってて
じいちゃんとばあちゃんの家に向う山道の途中で、当のじいばあが現れて通せんぼされた
二人とも無表情でなんか変、何故かじいばあの家じゃなくお稲荷さんのある小道へ進もうとする自分(の車)の邪魔をする
んで目が覚めて、その日はじいばあの家に行く事になってたから、
ついでに夢で行こうとしてたお稲荷さんにも行ってみようと思った
それでじいばあの家で昼飯食べた後に行ってみようと思ってたんだけど
急に雨が降ってきて行くのを断念
晴れてるのに雨がザーザーと…
結局その日は行けなかったな
ぜんぜん怖くもなんともないけど
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:08:28.29 ID:KhO4JHyp0
ゲーセンの話
そんなノリオも帰る時間があるのか夜10時を過ぎると出なくなる
12時閉店でそこから閉店業務、終礼が12時30分過ぎ位に休憩室でやる
するとたまに誰もいないフロアからメダルカップやメダルが落ちる音や椅子をずらす音なんかがする
そんな時は休憩室から「俺達が帰ってからやれ」って叫ぶと静かになる
終礼終わってスタッフが帰るとまたガチャガチャ音がしだすから社員もなるべく早く、出来ればスタッフと同じタイミングで帰ってた
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:16:31.17 ID:VSd7BtAQO
>>192
ノリオ意外といい子wwwwwwwww
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:34:48.86 ID:KhO4JHyp0
>>201
ノリオの凄いところは今はそのゲーセン無くなって居酒屋になってるんだが、いまだに現役で出没するらしい
前に飲みに行ったときちらっと聞いたら出るっていってたんで
「そいつはノリオって言うんですよ、可愛がってください
あんまりほっとくとトイレに首だけで出たりもするんで適度に構った方が良いですよ」って言っといた
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:41:53.80 ID:VSd7BtAQO
>>217
相手しないと首だけになるノリオwwwwww
ちょっと萌えたwwwwwwwww
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:22:30.73 ID:p+OJqhQ30
俺がガキの頃の話なんだけど
ある日、友人2人と一緒に学校から帰ってたのさ。
そしたら友人の一人(仮にAとする)が急に
「お前ら2人Cってやつにいじめられてたよなーwwwwそいつ転校したけどwwwwww」
とか言い出した。
俺とBはその時は一切いじめられた記憶なんてないし、そもそもCなんて奴はしらない。
それで、「妄想乙wwwwwお前頭大丈夫かwwwwww」とかいってその日は別れた。
ところが次の日、Bが「なんかアルバムにしらない奴がいる」とか言ってきた。
どうせ見間違いだろうと思って確認しにいったら本当にしらないやつだった。
Aも呼んで確認するとこいつがCらしい。
俺とBは何が起きてるかわからなかった。
その次の日、学校でみんなに確認しよう!ってことになった。
みんなもAと同じ解答をした。
俺とBは「みんながそういうならそうなんだな」ってことになった。
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:24:54.50 ID:p+OJqhQ30
で、最近Bと久しぶりにあったんだけど、
ついにBまで「俺とお前とCにいじめられてたよなwwwww」
と、いうようになった。
もしかすると今俺がいる世界はパラレルワールドとか
別の世界線とかそんなんじゃないかって話。
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 10:38:18.10 ID:VSd7BtAQO
>>208
人間ショックな事とか強いストレスに晒されると(事故や事故現場を見たとか)
その時期の記憶がなくなったりするらしいけど
その話だとなんか違う感じあるよなぁwwwwwwwww
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:04:17.04 ID:mpHWvXzsO
子供の頃、出来立てのデカいデパートに行った時
当時はデパートに行くのはちょっとした旅行並みの大イベントだった
しかも新規開店、テンション上がってしまい
親をほっぽりだし店内を駆け回った
そして迷子になった
それでも怒られるのが嫌で、店員に見つからないよう人気のない階段へ向かった
意外と階段にも人がいたのでひたすら下へと向かい駆け抜けた
すぐに従業員用か搬入口かへ続く入り口に行き着き、一休み
階段は終わりで入り口と階段の間に少しスペースがあり、そこには大きな鏡が一枚あった
壁の方を向いていたそれは足に滑車が付いていて、子供でも簡単に動かせた
こちらを向かせ、鏡を覗きこんだ後、一目散に階段を駆け上がった
鏡に映った自分が何だかとても怖かった
その後また店内を駆け回り母親を見つけた頃には
そんな事すっかり忘れていた
帰るとき、母親に写真を撮ってもらった
デパート入り口にあった鏡面加工の変なオブジェを背にぱちり
写真のあと、何故か鼻血が出た
後に現像された写真にはハッキリと鏡面から伸びる真っ白い手が顔を鷲掴んでる様がうつっていた
その写真は母が珍しいと重宝し今も取っておいてある
229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:07:03.02 ID:p+OJqhQ30
>>228
こえーよ
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:09:14.21 ID:YTPCWaOX0
なんだよここ
オカ板よりこえぇよ
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:18:50.20 ID:Sk/qF6ic0
祖母の実家がド田舎なんだけど、納戸?みたいな小さな小屋があるのな
毎年正月挨拶に行くんだけど、祖母や実家の人達から
その小屋は絶対に近づいちゃいけないと言われてた
でもガキの頃だったし、探検みたいな感じで妹とその小屋に入ってったんだ
そしたら古い風呂桶みたいな箱に「おかめさん」のお面がびっしり詰まってた
ただ宴会とかで使ってた小道具なだけかもしれないけどあれは怖かった
232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:21:23.88 ID:TNtC1UFj0
友達の体験談だけどいい(´・ω・`)?
私も関わってるけど。あとわけます。
小学六年生の頃の話。
私とKは仲良しで、班も一緒で席も隣だった。
給食のときって机くっつけて向かい合って食べるよね?
そのとき、私が廊下側になるんだけど(私の席は扉のすぐ横)
Kがスプーン持ったままぼーっとしてた。
「どうしたの?おーい、K」って言って目の前で手振っても反応なし。
どうしたんだこの子って思いながら給食食べてたら、Kが突然泣き出した。
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:29:15.92 ID:TNtC1UFj0
びっくりしてKのことなだめながら先生を呼んだ。
しばらくしてKが落ち着いて、突然泣いた理由を訊いたら
「Y(私)のうしろに鎌を持った女の子が立ってる」
って言うんだ。
何回も私に鎌を振りかざして、ギリギリで止めるんだって。
それで怖くて泣いたらしい。
そのときの担任はオカルト好きで、そういうことに強かった。
だから落ち着いて「Kさん、そいつの容姿を描いてください」って
Kが描いた絵は
髪が長くて目が大きく、自分より大きい鎌を持ってて
白くてところどころ赤い服を着てる女の子の絵だった。
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:35:47.94 ID:TNtC1UFj0
それ見てみんなぎゃーぎゃー大騒ぎ。
そのときはどうすることもできなかったし、私とKは少し席を移動して給食を食べた。
何回かKにまだいるか訊いてた。移動してからはもうでなくなった。
だけど、その日はすごかった。
Oちゃんがトイレで影を見たとか、Rくんが黒いもやもやを見たとか。
私も泣きそうなくらい怖くて、昼休みトイレにいくときは必ずKとふたりで行った。
それで、Kが先にトイレから出て私のこと待ってた。
私も用をたしてトイレから出たとき、扉のほうに白いなにかを見た。
スカートの裾だったと思う。
「なんかいるなんかいるなんかいる!」って叫んだらKが先に走って逃げた。
私も急いでおいかけたけど、足遅いからおいていかれた。
トイレは一階にあるんだけど、昼休みだっていうのに一階に誰もいなくて怖かったなー
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:39:10.95 ID:VSd7BtAQO
>>235
一体何がいたんだよぉ…
っていうかそいつ鎌でなにしたかったんだよぉ…
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:42:40.20 ID:TNtC1UFj0
>>236
結局それはわかんなかった。
ただ、その出来事があって以来いろいろ見るようになった。
水道で手を洗ってたら、うしろをダダダダって走る姿が鏡にうつって
うしろ振り向いたけど誰もいなかった。しかも走っていった先は非常口で鍵かけてあった。
あとは学習旅行で日光観光行って、友達が華厳の滝で写真撮ったらいろいろうつってたとかかな。
華厳の滝の心霊写真はよくあるか
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 11:49:52.04 ID:Sk/qF6ic0
あと全然心霊関係ではないんだど、アパートで一人暮らししてた時
夜中にドアノブがガチャガチャなって、でも寝ぼけてるからシカトした
数日後警察から「先日このアパートで空き巣がありました」という手紙がきた
自分は2階だったんだけど、1階の部屋で被害があったらしい
あれやっぱ空き巣がドアノブいじってたんだろうなあ…
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:07:04.60 ID:VSd7BtAQO
>>238
心霊じゃなくてもフツーに怖いwwwwwwwww
幽霊だったら即殺されたりしないけど
空き巣とかに殺されたらイヤだwwwwww
239:!ninja:2012/04/21(土) 11:58:27.00 ID:fRVqiNRDO
昔みのもんた司会の番組
実際の血を使って描かれた生首の掛け軸の目が開くとかいうやつ見たやついないかな
放送中ずっとスタジオに掛けられてんだけど俺目が開いたの見たんだ
一緒に見てた家族もスタジオも見ていない様子…
ブラウン菅だったし画質荒かったし自分が消防だったから勘違いだったのか今でも不思議
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:01:35.15 ID:Sk/qF6ic0
>>239
ようつべとかでそんな動画あるよね
確か中山秀征が出てるやつ
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:05:55.53 ID:Sk/qF6ic0
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:15:35.05 ID:VSd7BtAQO
>>242
仕事早いwwwwwwwww
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:32:36.59 ID:KhO4JHyp0
今夜心霊スポットに凸する>>1のために心霊スポットであった話し
ゲーセンのバイト仲間と4人で心霊スポットに行った
ノリオの件もあってみんなそんなにビビる事無く目的地に到着
そこは奥にある遺物をハイビームで照らすとクラクションが止まらなくなるっていうヤンキーが作ったとしか思えない頭の悪い噂があった
ちなみに運転席に男、助手席にA子、後ろに俺とB子が座ってた
それで照らしてみるも案の定何もなし
そりゃそうだよね、なんて言い合いながら微妙な空気になる車内
次の瞬間A子の携帯がなる、画面には非通知の文字
ナニコレ!マジデカ!何て言ってる前の二人
後ろでほくそ笑む俺達
実はその電話はB子が掛けたイタ電だった
種明かしして車内が和やかムードになったんで帰ろうとしたときに鳴るB子の携帯、画面には非通知
前の二人かとも思ったけど俺も含めて誰の携帯もちがかった
B子に許可を得て通話ボタンを押してみるも無言
続けて話してみる
俺「もしもし!」
「…もしもし!」
俺「なんだこれ」
「…なんだこれ」
ちょっとラグがありつつ自分の声が聞こえてくる
その時に気付いた
車の中に誰かいる、そしてそいつがかけてきてる
俺「男!ヤバい逃げろ!」
そのまま少し走ったファミレスまで全力で逃げてからみんなに説明した
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 12:34:22.13 ID:KhO4JHyp0
怖くなったんでそのまま朝日が出るまでファミレスにいて5時ころ帰ることに
「いや~、しかし昨日はビビった」
みたいな話をしながら車に向かう4人
店を出た所でB子の携帯がなる、画面には非通知の文字
次の瞬間聞こえる男の叫び声
そしてそちらを振り向くと、車の中に誰かが乗っている
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 13:09:00.60 ID:KhO4JHyp0
そのあとは朝っぱらから駐車場で大祓詞唱えて帰ってもらった
後日きちんとお払いしたけどB子は携帯買い換えて男は事故に遭って車は全損、なのに本人は無傷っていうミラクルを成した
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 13:30:45.19 ID:VSd7BtAQO
>>259
ミラクルすぎwwwwww
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 13:10:25.00 ID:zDT3COPvO
もうなんかいろいろとおかしい
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:31:50.60 ID:YLjEAyWV0
これを書いたら、昔の仲間なら俺が誰だか分かると思う。
ばれたら相当やばい。まだ生きてるって知られたら、また探しにかかるだろう。
でも俺が書かなきゃ、あの井戸の存在は闇に葬られたままだ。だから書こうと
思う。文章作るの下手だし、かなり長くなった。しかも怪談じゃないから、興味
の湧いた人だけ読んで欲しい。
今から数年前の話。俺は東京にある、某組織の若手幹部に使われてた。Nさんっ
て人。今やそういう組織も、日々の微妙にヤバい仕事は、アウトソーシングです
よ。それも組織じゃなく、個人が雇うの。警察が介入してきたら、トカゲの尻尾
切りってやつね。
その代わり金まわりは、かなり良かったよ。俺は都内の、比較的金持ちの日本人、
外国人が遊ぶ街で働いてた。日々のヤバい仕事っていうと、すごそうだけど、実
際に俺がやってたのは、ワンボックスで花屋に花取りに行って、代金を払う。
その花を俺がキャバクラから、高級クラブまで配達する。キャバクラ行くと、必
ず花置いてあんだろ?あれだよ。で、花配りながら、集金して回る。
もちろん花屋に渡した代金の、3~5倍はもらうんだけどね。3万が10万、5万が
25万になったりするわけよ。月に3千万くらいにはなったね。
俺がやるヤバい仕事ってのは、最初はその程度だった。それでも結構真面目に
やってた。相手も海千山千のが多いからさ。相手が若僧だと思うと、なめてかかっ
て、値切ろうとするバカもいるんだよね。
その度に暴力沙汰起こしてたんじゃ、仕事になんないわけだ。起こす奴もいる
けど。でも警察呼ばれたら負けだからね。次から金取れなくなるから、組から睨
まれる。タダじゃすまんよ。
そういう時、俺は粘り強く話す。話すけど、肝心なトコは絶対譲らない。一円
も値切らせないし、ひとつの条件もつけさせない。
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:32:43.16 ID:YLjEAyWV0
前置き長くなったけど、まあうまくやってるってんで、Nさんの舎弟のSさん、Kさ
んなんかに、結構信頼されるようになった。
それで時々花の配達に使ってるワンボックスで、夜中に呼び出されるようになっ
た。積んでるのは、多分ドラム缶とか段ボール。荷物積む時は、俺は運転席から
出ない事になってたし、後ろは目張りされてて、見えないから。
それでベンツの後ろついてくだけ。荷物を下ろしたら、少し離れたところで待たさ
れて、またベンツについて帰って、金もらって終了。
何を運んでたなんて知らない。その代わり、1回の仕事で、花の配達の1ヶ月分
のバイト代をもらえた。
ある夜、また呼び出された。行ってみると、いつもとメンツが違う。いつもはSさん
かKさんと、部下の若い人だった。ところがその日は、幹部のNさんがいて、他には
Sさん、Kさんの3人だけ。
3人とも異様に緊張してイラついてて、明らかに普通じゃない雰囲気。俺が着いて
も、エンジン切って待ってろって言ったまま、ボソボソ何か話してた。
「・・・はこのまま帰せ」
「あいつは大丈夫ですよ。それより・・・」
途切れ途切れに会話が聞こえてたけど、結局俺は運転していく事になった。何だか
嫌な予感がしたけどね。
後ろのハッチが開いて、何か積んでるのが分かった。でも今回はドラム缶とか、段
ボールじゃなかった。置いた時の音がね、いつもと違ってた。重そうなもんではあった
けど。
更に変だったのが、SさんとKさんが同乗した事。いつもは俺一人で、ベンツについ
てくだけなのに。しかもいきなり首都高に入った。あそこはカメラもあるし、出入口には
Nシステムもあるから。こういう仕事の時は、一般道でもNシステムは回避して走るのに。
274:読みにくかったね 直すね:2012/04/21(土) 14:35:05.76 ID:YLjEAyWV0
首都高の環状線はさ、皇居を見下ろしちゃいけないとかでさ、何ヵ所か地下に入るよね。
恥ずかしながら、俺は運転には自信あるけど、道覚えるのは、苦手なんだよね。方向音痴だし。
多分環状線を、2周くらいしたと思う。
車が途切れたところで、突然Nさんが乗るベンツが、トンネルの中で、ハザード出した。
それまでSさんもKさんも、ひと言もしゃべらなかったけど、Sさんが、右の車線に入って止めろって。
言われるままに止めたよ。そこって合流地点だった。で、中洲みたいになってるとこに、バックで車入れろって言うから、その通りにして、ライト消した。
両側柱になってて、普通に走ってる車からは、振り返って見たとしても、なかなか見つけられないと思う。
まあ見つけたとしても、かかわり合いにならない方が良いけどね。Nさんが乗ったベンツは、そのまま走り去った。
SさんとKさんは、二人で荷物を下ろしてたけど、俺にも下りて来いって。
俺はこの時も、嫌な予感がした。今まで呼ばれた事なんて無かったし。
SさんとKさんが、二人で担ぎ上げてるビニールの袋。映画とかでよく見る、死体袋とかいう黒いやつ。
もう中身は、絶対に人間としか思えない。
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:37:20.21 ID:YLjEAyWV0
とんでもない事に巻き込まれたって思って、腰が痛くなった。多分腰抜ける寸前だったんだろう。
何で組の人じゃなくて、俺なの?ってその時は思ったけど、その理由も後になれば分かったんだけど。
で、Sさんがポケットに鍵があるから、それ使って、金網の扉の鍵開けろって言うから、言う通りにした。
金網開けて、5~6メートルで、また扉にぶつかる。扉というより、鉄柵って感じかな。だって開ける為の把手とか無いし、第一鍵穴すら見当たらない。
どうすんだろうな~と思ったら、またSさんが別のポケットを指定。今度は大小ひとつずつの鍵。
コンクリの壁にステンレスの小さい蓋が付いてて、それを小さい方の鍵で開ける。
中に円筒形の鍵穴があって、それは大きい方の鍵。それを回すと、ガチャって音がして、柵が少し動いた。
右から左に柵が開いた。壁の中まで柵が食い込んでて、その中でロックされてる。
鍵を壊して侵入は、出来ない構造らしい。
更に先はもう真っ暗。マグライトをつけて先に進んだけど、すぐに鉄扉に当たった。
『無断立入厳禁 防衛施設庁』って書いてあった。これは不思議だった。だってここ道路公団の施設だよね?
ていうか、こんなとこ入って、平気なのかなって思った。まあこの人たちのやる事だから、抜かりは無いとは思うんだけど、監視カメラとかあるんじゃないのって、不安になった。
まあ中に進んだら、もっと不思議なもんが、待ってたんだけどね。
鉄の扉も、さっきの鉄柵と同じ要領で開いて、俺たちは中に入った。
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:39:04.23 ID:YLjEAyWV0
SさんもKさんも、うっすら汗かき始めてて、随分重そうだったけど、運ぶの手伝えとは言わなかった。
中に入るとすぐ階段で、ひたすら下に下りて行った。結構下りた。時々二人が止まって、肩に担ぎ上げた「荷物」を担ぎ直してた。
階段を下りると、ものすごく広い通路が、左右に伸びてた。多分幅10mくらいあったと思う。
下りたところで、ひと休みした。通路はところどころ電灯がついてて、すごく薄暗いけど、一応ライトは無しで歩けた。
俺たちは反対側に渡って(って言いたくなるくらい広い)、左手に向かって進んだ。
時々休みながら、どれくらい進んだかな。
通路自体は分岐はしてない。ひたすら真っ直ぐで、左右の壁に時々鉄の扉がついてる。ある扉の前でSさんが止まって言った。
「これじゃねえか。これだろ」
そこには『帝国陸軍第十三号坑道』そう書いてあった。字体は古かったけど。信じられる?
今の日本にあるのは、陸上自衛隊でしょ。何十年も前のトンネルなのか、これは?
SさんもKさんも、汗だくで息も荒くなってたから、扉を入ったところで、また「荷物」を下ろして、休憩する事にした。二人とも無言だったから、俺も黙ってた。
しばらくして、Sさんがそろそろ行こうって言って、袋の片側、多分『足』がある側を持った。そしたら・・・
『袋』が突然暴れた。Sさんは不意を突かれて、手を放してしまい、弾みで反対側の袋の口から、顔が出てきた。
猿ぐつわを噛まされた、ちょっと小太りの男。
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:40:46.34 ID:YLjEAyWV0
どっかで見たことある・・・それもあるけど、分かっていながらも、袋からリアルに人が、しかも生きた人が出てきた事にビビッて、俺は固まってた。
SさんがKさんに
「おい何で目を覚ました!」
「クスリ打てクスリ!」
「袋に戻せ!」
とか言ってるのが聞こえた。
Kさんはクスリは持って無いとか、何とか答えてた。その間も『袋』は暴れてた。
暴れてたというか、体を縛られてるらしく、激しく身をよじって、袋から出ようとしていた。
するとSさんが、袋の上から腹のあたりを、踏んづけるように蹴った。一瞬『袋』の動きが止まったけど
「ウ~!」と、すごい唸り声を上げながら、また暴れ出した。
Sさんは腹のあたりを、構わず蹴り続けた。それでも『袋』は、暴れ続けた。
やがてKさんも加わって、二人で滅茶苦茶に蹴り始めた。
パキって音が、2、3回立て続けにした。多分肋骨が折れたんだと思う。
『袋』の動きが止まった。その時なぜか、男は頭を振って、俺に気が付いた。
それまですごい形相で、暴れていた男が、急に泣きそうな顔で、俺を見つめた。
Sさんが「袋に戻せ」と言うと、Kさんが男の肩のあたりを、足で抑えながら、袋を引っ張って、男を中に戻した。
今でもその光景は、スローモーションの映像のまま、俺の記憶に残ってる。
男は袋に戻されるまで、ずっと俺を見てた。一生忘れられない。
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:42:21.93 ID:YLjEAyWV0
Kさんが、袋の口をきつく縛るのを確認すると、Sさんは更に数回、袋を蹴った。
「これくらいかな。殺しちゃまずいからな」
Sさんはそう言って、俺を見た。
「お前、こいつの顔を見たか」
「いえ・・・突然だったんで、何が何だか」
そう答えるのが、精一杯だった。その時は本当に、どこかで見たような気がしたけど、思い出せなかった。
SさんとKさんは、再び動かなくなった『袋』を担ぎ上げた。それまでと違うのは、真ん中に俺が入ったこと。
もう中身を知ってしまったので、一連托生だ。
それからその13号坑道ってやつを、延々歩いた。
今までの広い通路とはうって変わって、幅が3mも無いくらいの、狭い通路だった。
右手は常に壁なんだけど、左手は時々、下に下りる階段があった。
幅1mちょいくらいの階段で、ほんの数段下りたところに、扉がついてた。
何個目か分かんないけど、Sさんがある扉の前で止まれって言った。そこもまた『帝国陸軍』。
『帝国陸軍第126号井戸』って書いてあった
(128だったかも。偶数だった記憶があるけど忘れた)
それでSさんに言われるまま、中に入った。
中は結構広い部屋だった。小中学校の教室くらいはあったかな。
その真ん中に、確かに井戸があった。でも蓋が閉まってるの。
重そうな鉄の蓋。端っこに鎖がついてて、それが天井の滑車につながってた。
滑車からぶら下がっている、もうひとつの鎖を引いて回すと、蓋についた鎖が徐々に巻き取られて、蓋が開いてく仕掛けになってた。
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:44:35.84 ID:YLjEAyWV0
オレは言われるままに、どんどん鎖を引っ張って、蓋を開けていった。
完全に蓋が開いたとこで、二人が『袋』を抱え上げた。
もう分かったよ。この地底深く、誰も来ない井戸に、投げ込んでしまえば、二度と出てこないもんね。
でもひとつだけ分からない事があった。なんで「生きたまま」投げ込む必要があるの?
二人は袋を井戸に落とした。ドボーン!水の中に落ちる音が、するはずだった。
でも聞こえてきたのは、バシャッて音。この井戸、水が枯れてるんじゃないの?って音。
SさんとKさんも、顔を見合わせてた。
Sさんが俺の持っているマグライトを見て顎をしゃくってみせ、首を傾げて井戸を覗けってジェスチャーをした。
マグライトで照らしてみたけど、最初はぼんやりとしか底まで光が届かなかった。
レンズを少し回して焦点を絞ると、小さいけど底まで光が届いた。光の輪の中には『袋』の一部が照らし出されてる。
やっぱり枯れてるみたいで、水はほとんど無い。
そこに手が現れた。
真っ白い手。さらにつるっぱげで、真っ白な頭頂部。
あれ、さっきの『袋』の人、つるっぱげじゃ無かったよな。
ワケが分かんなくて、呆然と考えていたら、また頭が現れた。
え?2人?ますます頭が混乱して、ただ眺めてたら、その頭がすっと上を向いた。
目が無い。
空洞とかじゃなくて、鼻の穴みたいな小さい穴がついてるだけ。
理解不能な出来事に、俺たちは全員固まってた。しかも2人だけじゃ無さそうだ。
奴らの周囲でも、何かがうごめいている気配がする。何だあれ?人間なのか?なぜ井戸の中にいる?何をしている?
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 14:46:27.21 ID:YLjEAyWV0
その時、急に扉が開いて、人が入ってきた。俺は驚いてライトを落として、立ち上がってた。SさんとKさんも。
入ってきたのは、Nさんだった。Nさんは俺たちを見て、怪訝そうな顔をした。
「S、もう済んだのか」
Sさんは少しの間、呆然としていたけど、すぐに答えた。
「済みました」
Nさんは俺たちの様子を見て、俺たちが井戸の中身を見た事を悟ったみたいだった。
「見たのか、中を」
俺たちはうなずきもせず、言葉も発しなかったが、否定しないことが肯定になった。
「さっさと蓋閉めろ」
言われて俺は、慌てて鎖のところに行って、さっきとは反対側の鎖を引いて回した。少しずつ蓋が閉まっていく。
「余計な事を考えるんじゃねえ。忘れろ」
そう言われた。確かにそうなんだけど、ぐるぐる考えた。殺しちゃまずいって、Sさんは言ってた。
Sさん自身も、なぜ殺しちゃだめなのか、知らなかったんだと思う。生きたまま落とした理由は?
生きたまま・・・・あの化け物のような奴らがいるところへ。考えたく無くなった。
俺たちは来た道を戻り、車で道に出た。今度はSさん、Kさんは、Nさんのベンツに乗っていった。
そしてそれが3人を見た最後になった。
283:『地下の井戸』 終わり:2012/04/21(土) 15:03:11.22 ID:YLjEAyWV0
俺は思い出していた。あのとき『袋』に入っていた男の顔を。
最近出所してきた、会長の3男だった。出来の悪い男というウワサだった。
ケチな仕事で下手を踏み、服役していたらしい。
俺は2、3回しか顔を合わせた事が無かったが、大した事無さそうなのに、威張り散らしてヤな感じだったのを覚えてる。
だからといって、会長の息子を殺すのはアウトだよ、死体を隠したっていずれバレる。
それでも出来るだけバレないように、俺を使って運んだんだろうけど。
あの出来事から2週間くらいして、Nさんが居なくなった、お前も姿をくらませって、Sさんから電話があった。
バレたんだ。会長の息子を殺ったのを。
組から距離をおいていたのが幸いして、俺は逃げ延びる事ができた。
SさんやKさんがどうなったのかは知らない。あれから数年、俺は人の多い土地を転々としている。
これはあるネットカフェで書いた。
もうすぐネットカフェも、身分証を見せないと書き込めなくなるらしい。
これが最後のチャンスだ。
組の人たちがこれを知れば、どこから書いたのか、すぐに突き止めると思う。
だから俺はこの街には、二度と戻ってこない。
誰かあの井戸を突き止めて欲しい。なぜあの井戸に、暴力団なんかが鍵持って入れるのか。
そうしたら俺の追っ手は、皆捕まるかも知れない。
俺は逃げ延びたい。これからも逃げ続けるつもりだ。
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 15:09:02.64 ID:zDT3COPvO
おぉう・・・
その謎の生き物が何より恐いな
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 17:39:44.99 ID:YmrrNqGM0
去年の事なんだが
山中に今尚残る廃線で駅と変電所が隣接している所があるんだわ
その駅は上下線共にトンネルに挟まれてて、枕木やレールが残されたままで1mくらいの柵も設置されてるような場所なんだ
昔、土砂崩れや落盤とかで多くの方が亡くなったらしいが、俺はそんなん気にせず変電所に忍び込んだ
そしたら……変電所で何も起こらない訳だ。実際そんなもんだろ?
で、変電所から出ようとしたらちょっと大きな物音を出しちゃってさ
場所が場所とは言え気が緩みすぎだろ、とか思ってたらなんか正面が明るい気がして前を向いたんだ
いるんだよ、真っ白い日傘を差して真っ白いノースリーブのワンピ姿の黒髪の女性が
もう気が動転したよ。だって廃墟から出るところ見られたんだぜ?
幸い目があって一瞬固まっただけだから、さも当たり前の様に軽く会釈したんだよ
そしたら女性は興味無さそうに歩いていっちまったんだ
その後は何事も無く俺も下山した訳だ
いやー警察に通報されなくて良かった良かった
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 17:42:11.86 ID:p+OJqhQ30
>>319
なにこれこわい
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 18:33:23.65 ID:ZR8/lGDm0
短い話
つい先日もニュースになったが天然記念物に関わらず樹木の枝を手折る奴は複雑骨折して死ねばいいと思ってる
ちょっと前に書いた某鉄道会社の社宅敷地内はこの時期桜が綺麗だ
今年は満開になっても立て続けに雨が降ったせいでもう散ってしまったが
まあ深夜に煙草が切れてファミマに買いに行こうとしたんだ
完全に散りきってない葉桜が街灯に照らされて素敵浪漫を醸し出している
それらを横目に歩き出そうとしたら敷地内の中庭で一人突っ立ってる人発見
ものすごい気味が悪いなあと思ったらその場から微動だにせずに桜の枝を折ってんの
ペキッピシッという乾いた風を絡ませるような音が一定間隔で聞こえてきてゾッとした
男か女かも分からなかったが最近は引越しをマジで考えてる
357:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:57:36.96 ID:mpHWvXzsO
一人暮らしをしていた頃、自分で自分に呪いをかけた事がある
呪いについて半信半疑だった身としては興味があったからだ
方法はいわゆる「一人かくれんぼ」
織り込むのは自分の髪で良いらしかったが、悪ふざけで髪と爪を混ぜた五穀米を詰めた
ついでに縛らなかった
呪文も適当で「私こと〇〇を見つけたら100万円ゲーム!スタート!」とか言ってた
まあ、びっくりするくらい何も起こらず終わり
ですよねーとか思っていた
その日の夜に故郷の後輩が死んだ事がニュースで流れた
大きな震災に巻き込まれたらしい
寝ているところに土砂が押し寄せ生き埋めだったそうだ
卒業してからは疎遠になったが、当時はとても仲の良い後輩だった
自分と同じ名前だったのがキッカケで仲良くなったのだった
名前さえ言わなければ後輩は生きていただろうかとも思う
偶然だろうか
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:27:05.37 ID:ZR8/lGDm0
短い話
風呂場で髪洗ってる時に背後に気配を感じたら上に居る
デスクに座って背後に気配を感じたら足元か天井に居る
こんな話はもうホラーの定石になってる
俺も髪洗ってると妄想が爆発して背後にお岩さんみたいのが立ってたら死ぬと思うことはよくある
でもそういうときはもう一気に見たほうが良いと思ってズバッと振るかえることにしてるんだ
背後には何もなかったが横にある浴槽から髪っぽいのがはみ出してるのを見た事があるけど気のせいだ
353:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:40:48.05 ID:ZR8/lGDm0
短い話
神流(?)だっけかな
誰も入ってないからと上司と二人で営業に行った時の話
現地についてみると台風接近につきほとんどの会社が店閉めてる
そんな中でも成績はつけなきゃいけないので何とか契約だけは取って17:00頃に社へ戻ることに
途中で大きな橋が掛かってて下は暴雨で増水した川が流れてる
「雨ヤバイっすね」みたいな話してたら反対車線の橋から何か飛び降りたのが見えた
まあ寝ぼけた俺が見間違えたのさって思ってタバコ吸ってたら
「今何か飛ばなかったか?」
って上司に言われて鳥肌カーニバルしながら「見ました」って返した
雨入ってくるの気にせず窓開けて見たけどサンダルっぽいのは欄干に置いてあった
何もこの科学の時代に氾濫をとめるための犠牲にならんでもと上司と二人で苦笑いしたわ
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 19:58:42.27 ID:ZR8/lGDm0
短い話
俺はあんまり頭よくねーし勉強も嫌いだから学生時代は某Fラン大学だった
ただ俺が入った年だかに図書館が綺麗に改装されてそれだけは喜ばしかったね
これは改装される前の秘密基地みたいなボロ図書館での話
課題の資料集めにいつもの友人たちと図書館に行った
この資料がPCで館内調べてみると中二階にあるような糞狭い場所においてある
ささっと見つけてバスケしようぜとか話してると友人kが奥の暗がりの方へ歩いてく
「そっちは別系統だぞ」「あっち蛍光灯切れてるんだよな」「今改装中だから放置なんじゃね?」
とか友人と適当に喋ってたら俺たちの左に居たはずのKが右から出てきた
「お前さっきあっち居なかった?」
「下の階(二階)に居たけど本みつからねーから来た」
まあKが俺たちをからかったならそれでいいんだけどな
俺たちがKを見た場所は袋小路だからグルッと回るのも無理な話
俺たちは恐怖が有頂天になってその日は上半身裸でバスケした楽しかった
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:16:49.31 ID:ZR8/lGDm0
ひとりかくれんぼの話
異常状態での酸欠が原因で幻視幻聴に至るという説、パニックに陥る説、集団ヒス説
かくいう俺もひとりかくれんぼ実行者で押入れの中は狭く暗く本当に怖くて泣いた
当時は俺もまだ学生だったから少し嗜好をこらしたかくれんぼをした
同時多発かくれんぼと題した遊びでやり方は簡単
一つの人形に俺と友人K,Aの三人分の髪爪を詰め込んで三人でぶっ刺して開始
家の中でバラバラの場所に隠れて携帯でやり取りして時間をすごすというもの
あれはいいぞ
巧みな奴が盛り上げようすると恐怖が連鎖してパニック状態になると思う
俺の友達もそんな奴の一人で開始何十分かしたら部屋のどこかから物凄い音がした
それに合わせて「イッテエエエエ!」といううめき声
もうそうなると「かくれんぼ? 俺今透明だからwww」状態だわ
飛び出して声の元に走ると押入れに隠れてたKが天井に潰されてた
押入れの天井が抜けたみたいで収納されてたバッグやらが散乱してる
Aと手伝ってKを救出したんだがもう当然その日は解散
「怖すぎワロリッシュリボーンwwww」って皆で車に乗ってキャバ行った
その後冷静になって三人で考えたけど収納されてた物ってバッグとかくらいなんだわ
底が抜けるような重いものは乗ってなかったのに不思議だねって首を傾げたね
366:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:24:23.70 ID:ZYF74fBw0
長文でもいいなら渋谷の南平台にある
元新日鉄の社長公邸にまつわる話を投下する
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:31:37.48 ID:VSd7BtAQO
>>366
こいこい
368:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:37:21.65 ID:ZYF74fBw0
新耳袋にも載ってその後映像化したから知ってる人もいると思うが
コピペだけど長えぞ
家に憑くもの
紀尾井町から四ッ谷に抜ける途中に、その館はあった。
もとは大名家の屋敷跡で、明治以降「華族の屋敷」だったという由緒正しい館であり、近年は某企業の外国からの来賓を接待する迎賓館として使用されていた。
何といっても場所がいい。『ホテルN』の正面玄関前に位置し周囲は古い教会、日本の政治を決定するといわれる料亭などに隣接している。
屋敷は素晴らしい和洋折衷建築の建物(映画でいうと『犬神家の一族』の建物を一部、洋館に作り変えた様な建物)であった。
しかし、かなりの老朽化が進み、さらにその場所に記念ホールを建てる計画も持ち上がり、今回取り壊される事になったのであった。
しかし、その取り壊しの調査段階で、この屋敷が当初思われていたよりずっと古く、文化価値の計り知れない建物である事がわかった。
加えて、現在では幾ら予算を注ぎ込もうと、この建物と同じものは造りようがないということも…。
なにせ20メートルの渡り廊下ひとつ取っても、継目の無い一枚板で造られている程なのである。
もし、今同じものを造ろうとすれば、天然記念物の屋久杉を切らねばならない。
…そんな事はできる訳がない。
屋台骨の組み合せにしても、とうに忘れられた技術がふんだんに使われており、今の宮大工ではほとんど解らない。
あれやこれやで、これは壊してしまうには惜しいので、渋谷にある社の土地に手を加え、移築しようという事になった。
リニューアルして再建築し、社長の公邸を兼ね迎賓館として使うのだ。
…そこで一昨年初冬、私の会社にこの建物の24時間の完全警備が委託された。
先にも書いたようにこの建物は『ホテルN』の真正面である。
各国の要人が泊まるのだから、払われる注意は並大抵のものではなかった。
正面の空き家は狙撃手のいい隠れ家である。
事実、アメリカの大統領が来日した時など、ホテル側に面した窓がわずか15センチ開いただけで警察と『ホテルN』から確認の電話がかかってきた程である。
それにこれから寒くなる季節柄、木造の家は火災がこわかった。
木材の資産価値だけで推定十数億、しかも廊下の一枚板のように再現不可能な材料もある。
警備会社の使命は重かった。
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:38:15.72 ID:ZYF74fBw0
…ところが。
警備を命じられた者たちが、次々と会社を辞めてしまうのだ。実際3日と持たない。
理由を聞いてもはっきりと言わない。
ただ、『この仕事は続けられないので辞めます。』と言うのだ。
はっきり言って警備会社は人の出入りの激しい職種である。支店間の移動もまた激しい。
ほんの一週間、海外旅行に行って戻って来ると、おみやげを頼んだ人ばかりか、部下から上司から総入替えしており、知った顔が一つもなかった等という笑えない話もある。
それはともかく、 実際、3日ともたないというのは異常な話だ。
しかも誰も理由を言わないとは。
…だが私にはピンと来くる事があった。
それは私自身のある経験から来るものだった。
私は立場上、警備に入る前、問題の建物を視察・打ち合せをした。
先方の会社の人に連れられて、全ての部屋をのぞくのに約40分以上かかったのを覚えている。
建物は明治時代の屋敷を核に増築に増築を重ね、複雑怪奇な構造になっていた。
本来ならあるはずのないところに小部屋があり、迷路じみた回廊が続き、
段差のある棟を繋げるため小さな階段がそこここにある。
ちゃんとわかっている人でないと到底住み得ないような…俗にいうなら幽霊の棲みつきやすい間取りの屋敷だった。
私自身は霊感がある人間ではない。人のオーラが見えるでも、背後霊が見えるでもない。
しかし、そんな私でもあそこでは誰かに見られている、そんな異様な感じが常にしたのだった。
異様な視線を感じるのは屋敷自体ではなく、屋敷の奥にある昭和初期に建てられたという土蔵の前。…そして『ホテルN』とは反対の角にある従業員宿舎の中だった。
入った瞬間気分が悪くなった。
空気が悪い、とでも表現したらいいのか。
何処からか感じる視線に不快感を感じ、脂汗が浮かんでくる。
何がどうとは言えなかったが、『ここはよくないな。』と思ったものだ。
身に覚えのある私は、誰も何も言わなくてもだいたいの事情を推察した。
推測が正しければこの先何人派遣しても同じことである。とすれば方法は一つしかなかった。
強力な霊感を持ち、なおかつ幽霊など非科学的なものは信じない、
という信念を持つ男をこの屋敷に送りこんだのである。
370:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:39:50.13 ID:ZYF74fBw0
島谷警備士。
私は彼に何も話さなかった。
彼にとってはこの仕事も、たくさんある普通の警備の一つに過ぎなかったはずである。
- 結果…。数日たっても、彼は何の異常も訴えてこなかった -
「…どうなっているものか。」
折りしも師走…。みぞれまじりの風が冷たい日であった。
屋敷はすでに解体の準備を終わり、業者の人たちは引きあげていた。
そんな屋敷に、ひとり警備に残っている島谷氏は、電気ストーブしか無い部屋でこの寒い中がんばっているはずである。
…しかし電気ストーブではそんなに部屋も体も暖まらないものだ。
私は現状視察を兼ね、石油ファンヒーターを差し入れに彼を訪れた。
「やあ、調子はどうだい。」
「あ、課長。大丈夫ですよ。こちらは何も異常ありません。」
「そ…そう…。」
『大丈夫、何も異常はない』と言われてしまうと返す言葉がない。
私は彼の案内で人気の失せた屋敷内を巡回した。
「…いや、君には話さなかったんだが、君の前の人が何人も辞めてしまってね。
…何かあるんじゃないかって心配してたんだ。」
「へえー、何があったんでしょうね。」
「…なかった? 何か出るとか…見たとか…。」
「何も。そんなの気のせいですって。強いて言うなら、疲労のせいで変な夢を見るくらいですね。」
「…夢? どんな?」
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:40:14.45 ID:ZYF74fBw0
彼は何気なく首をかしげた。思いだすのに数秒かかった。
「部屋で寝てるとですね。天井に女性が浮かんでるんです。白い着物を着た、きれいな人ですよ。」
「なあ。…それって、夢じゃ無いんじゃ…?」
「夢ですよ。 だって人間が空中に浮かんでるわけないじゃないですか。
髪だって下に垂れてこないで、僕と全く平行に浮かんでるんですよ。」
と、彼は笑う。 それで?とおそるおそる私は続きを促す。
「じっと見てたら、すうっと下がってきて僕の首を締めるっていうのか、胸倉をつかんでバタバタするっていうのか、まあそんな内容の夢です。」
「…それ、出てるってば…」
「かなり、すごい夢でしょう。」
「……。」
私たちはいつしか広間奥の階段前に来ていた。 ここもただならぬ気配が、
いつも誰かが見ているという気配が常に満ちている。
「…おかしいな。今誰かいるような気配がしたぞ。」
「課長、怖がりですね。 気のせいですよ。 僕もここに来ると時々カン違いするんです。」
「どんな。」
「さっきの夢に出てきた女性がね、そこに立ってるような気がして。疲れてるんでしょうねぇ…。 不思議なことにいつもここなんですけどね。」
「…それ、いつも?」
「いつもって訳では…。 そうそう…いつも夜中だ。 3時頃かなあ。一番疲れてる時間ですよ。」
「……。」
372:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:40:38.63 ID:ZYF74fBw0
一周した私たちは警備のための部屋に戻った。
「…じゃあ、良ければ引き続き年末年始の警備の方もよろしく。」
「大丈夫! まかせてください。」
その私たちの頭上を、何かがゆっくりと歩いていった。
- ミシッ…。ミシッ…。ミシッ…。 -
足音は部屋の天井を対角線に横切っていった。 その歩幅70センチほどか…。
私はつぶやいた。
「…こんな年末なのにまだ宮大工さん働いてるのか。 大変だよなあ。」
「あはははっ。 課長、もう年末ですよ。 私たちしかいる訳無いじゃないですか。」
「え! だって今誰か上を…。」
「ネズミじゃないですか?」
「だって、ミシッ…ミシッ…って人間位の歩幅で…。」
「古い建物だからよくきしむんです。 気のせいですよ。 よくあることなんです。
だって課長、第一この上は2階がないんですよ。」
私は思わず沈黙した。
そう、建物のこの箇所は上がないはずだ。
「じゃ…じゃあファンヒーターを置いてくから。寒いけどがんばってくれよ。多分、また来るからさぁ。」
本当に寒い日だった。誰もいない建物の中を寒風が吹き抜けていく。
建物の中を…中を…?…………………………!!
玄関にでた私はふと、つぶやいた。
「…外の方があったかい。」
外は叩きつける様にみぞれが降っていた。なのに、建物の中よりずっと暖かく感じるのだ。
だいたいどうして建物の中から外に向かって風が吹くのか!
「…そうなんですよねえ。不思議なんです…。しかも、僕のいる部屋が一番寒いんですよ。石油ファンヒーターたいても無駄かも…。」
彼は首をひねり続けた。
そして、その後も彼は不満一つもらすことなく、警備の任につき続けたのである。
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:41:20.68 ID:ZYF74fBw0
そして季節はいつしか夏になっていた。
移築すべき建物は全て解体され、渋谷の方の移築先に移送されていた。
重要な資材もなくなり、警備は昼間の工事中のみに限定され、島谷警備士も他の現場へと移っていった。
残るは不要な部分の取り壊しのみである。その中に、例の古い土蔵も含まれていた。
その日は、朝早くから解体業者が敷地に入り、わいわいと騒ぎたてていた。
最初に土蔵の扉を開けたのは、出稼ぎに来ていた中年のイラン人だった。
「…?!」
彼は暗い土蔵の中に、白い着物を来た女性を見た。そしてその周囲にうずくまり、こちらをジッと見る十数人の子供たちを…。
女性は立ちあがり、ものすごい剣幕でイラン人に指をつきつけまくしたてた。
「…ア・ア、チョット待ッテ。」
彼は、あまり日本語がよく話す事ができなかった。加えて、相手はまくしたてる様な早口である。
彼女が何を言っているのか、彼には全くわからなかった。
「チョット待ッテネ。監督サン呼ンデ来ルカラ。」
扉を閉め、くるっと振り返ったところに監督は立っていた。もう建物がなくなった見通しのいいサラ地だ。
どこに誰がいたって見える距離である。
「監督サン、中ニ女ノ人イテ、何カ言ッテルヨ、聞イテアゲテ。」
「女の人?」
監督は首をかしげた。なぜなら彼はそれまでのいきさつを全く知らなかった。
『女性がいるなんて変な事を言うな。』と思いながら、小走りで彼の側に向かうと、
一緒に土蔵の扉を開けた。
土蔵の中には案の定、誰もいなかった。
「本当イタヨ。白イ服キタ女ノ人ダッタヨ。芸者サンミタイナ服ダッタヨ。
アト子供タチ、イッパイ、イッパイ…。」
監督は現実家だったが、さすがにこの話にはくるものを感じた。
全作業員を集め今の話をただしたところ、同じように「白い着物を着た女性を見た」
と言う者が、十数人も出てしまったのである。
それからが大騒ぎだった。
神社から神主が呼ばれ、入念な御払いが行われた。
374:ラスト:2012/04/21(土) 20:42:07.75 ID:ZYF74fBw0
2日後、あらためて土蔵を解体したところガレキの下から、防空壕なのか座敷牢なのか解らない謎の地下空間が出てきてしまったのである。
…また大騒ぎになった。
その空間は、屋敷の膨大な記録に、一字も記載がなかったのである。
いつ、何のために造られたのか全くわからない。さらにそれだけでは済まなかった。
その数日後、屋敷の外塀が、十数メートルにわたっていきなり道路側に倒れたのである。
厚さ30センチ、本来なら地震でも倒れるはずのない塀である(関東大震災をも乗り切った塀である)。
幸い、すんでのところで死人こそ出なかったものの、路上の自転車、バイクはペッチャンコ。
あまりの事に翌日から作業員が出て来なくなる始末だった。再び御払いが行われた。
有難いことに、その後は何事も起こることなく、無事に建物もすべて解体され、
紀尾井町における我が社の仕事は終わった。
それから1年後。
会社の人間も一通り入れ替り、屋敷での怪異を覚えているのは今や私一人となっていた。
紀尾井町での出来事も、日々の業務に追われ忘れかけていた、そんな私の耳に、警備現場の人間との奇妙なやりとりが聞こえてきた。
最近入社した新人が、何気なくこんな事を話していた。
「…建物を移築するとかで、古い材木が積んであるんですが、その資材置き場を夜間巡回していると、たまに、変な人が来るので困ってるんです。」
「移築? 渋谷?」
私の耳はそばだった。
「夜中に白い服着た女の人が歩き回ってるんです。近所の人なんですかねえ…。
注意しようと思ってそっちいくと、いなくなってしまって…。どこの人なんでしょう?。こういう場合って、警察を呼んだ方が良いのでしょうか…?。」
「…その資材置き場って〇〇〇社の?。」
「そうです。社長の公邸建てる現場です。」
「…!」
そう…彼女は材木について渋谷に移っていたのだ!今も、今夜もさまよっているのか。
私はしばらく震えが止まらなかった。
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:57:39.42 ID:VSd7BtAQO
>>374
長いのを乙
なんかおもしろいなぁ
家ばらしても憑いてくんのか
377:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:47:07.83 ID:hoE9E8QP0
家に憑くならよく聞くけど木材に憑く幽霊とか面白いな
383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:09:16.83 ID:VSd7BtAQO
>>377
木材っていったら「女子を作るの方法」だっけか?
黒い木材で箱を作ったら中に女子が育つっていうの
あれ思い出した
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 20:56:25.53 ID:p+OJqhQ30
怖すぎだろ
393:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:33:16.38 ID:iEKAa2Uy0
中学生のAはある噂を耳にする
それは深夜2時に近所の公衆電話から電話をかけると何かが起きるという噂
それを確かめるため、夜を待ち友人とその公園に向かった
深夜2時になっなったので、電話をかけてみることにした
深夜ということもあり電話先はAの自宅にということにした
電話をかけてみると、しばらくして繋がる
男の低いうめき声が小さく聞こえる
その声はだんだん大きくなってくる
「ぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ」
あまりの恐怖に慌てて電話を切り、その日はすぐに解散した
翌朝、母親がAに話しかけてきた
母「昨晩遅くに変な電話がかかってきたのよ。男の低いうめき声で不気味だったわ…」
394:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:38:13.77 ID:VSd7BtAQO
>>393
どっちにもうめき声かいな…
395:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:41:19.35 ID:hoE9E8QP0
そういえば公共電話から000-000-0000にかけると
霊界に繋がるなんて都市伝説があったな
396:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:44:54.36 ID:VSd7BtAQO
>>395
まず霊界の誰んちに繋がるんだwwwwwwwww
398:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:46:13.97 ID:ZYF74fBw0
昔カブクワ採取スレで見掛けた話
534 :NOBODY [sage] :2005/10/10(月) 22:17:35 ID:KwaChrlQ
もう16年前になる怖い話があります。
当時、尊敬して止まなかった昆虫採集の達人のHKさんと共に、
能勢地方で様々な昆虫採集をしていました。
HKさんは、関西の昆虫の裏世界の重鎮で、
当時、飼育法が確立していなかったオオクワガタの生息地を完璧に網羅し、
能勢地方から遥かに離れた都市の近郊でさえも
オオクワガタを発見する程の達人でした。
その他水生昆虫、小動物等、驚く様な希少種の生息地を把握している人でした。
そのHKさんと猪名川町のとある集落でオオクワガタを探していた時のこと。
林道沿いの台場クヌギにライトを照らしていると、
山の斜面から、ミシ…ミシ…と足音が聞こえてきたのです。
距離にして私から10メートル程先です。
誰かが居ると思い、ライトを照らしました。
先は深い森だったので、木立が邪魔をして、良く見えません。
何か小動物が歩いていたのか、と再び台場を照らすと、
また、ミシ…ミシシ…と、山の斜面を降りて来る訳でもなく、
林道と平行して歩く様な足音。
改めて辺りをライトで照らしていました。
ある事に気づきました。
車が無いのです。時刻は、22時を軽く過ぎていました。
車が無い…。あの足音は、一体誰…。
流石に気持ち悪くなって来ました。
399:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:46:34.80 ID:ZYF74fBw0
近くに居たHKさんの所に向かいました。
そして、その事を話しました。
HKさんは、「何?足音? あほか(笑) そんな事ある訳ないやろ。空耳や空耳」、
と私の話を一笑しました。
HKさんの話で私は安心して、
その場所から少し林道を上がった所にある台場クヌギを見る事にしました。
その台場は、オオクワガタが「普通に」見つかる木でした。
ベストシーズンでは、オオクワガタが、
まるでコクワガタの様に木の表面を歩いているのです。
その木の近くは小川でした。
いつもの様にその木にライトを照らしていると、
ほんの一瞬、小川のせせらぐ音が、大勢の人が話している声に聞こえました。
「え?!!」 我にかえると、小川のせせらぐ音です。
「あ、れ… 空耳か…」
さっきの気持ち悪い足音で、オカルトチックな心理状態になっているのかも、
と再び台場を照らすと、
また「ワイワイガヤガヤ、ワハハハハ…」
まるで、すぐ近くで、夜桜花見の宴会でもやっているかの様な、楽しげな人々の声。
声の方向にライトを照らしましたが、あるのは小川だけです。
今度こそ、本当に怖くなりました。
そして、HKさんの元へ行き、「今夜は、帰りたい」と告げました。
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:46:59.34 ID:ZYF74fBw0
小川の近くで聞いた声は、間違いはありませんでした。
ただし、それ程怖くは感じませんでした。
敵意は感じず、ただ楽しく宴会をしている、といった雰囲気でした。
帰りの車の中で、HKさんにその声の話をしました。
相変わらす、HKさんは、「声なんかする訳ないやろう? 空耳やって…」、
と言いました。
しかし、HKさんの顔が一瞬真面目になりました。
私は、それを見逃していませんでした。
改めて、「Hさん、俺の聞いたのは、ほんまに空耳やったんやろか?
Hさん、ほんまの事を言ってよ」、と訊き直しました。
すると、HKさんは、「しゃあない。ほんまの事言うわ。
お前が聞いた音や声は、俺はしょっちゅう聞いてる。あの辺は、特に良くあるんや。
足音、話し声、山を歩いていると襟元や袖口を引っ張られる」。
絶句した。
やはり、私が聞いた声や音は、本当だったのだ。
HKさんが曰く、猪名川、川西、能勢、三草山が酷く、
特に能勢町が最も良くあるとの事。
HKさんと共に昆虫採集をしなくなる直前、HKさんは驚く様な事を口にした。
「この前ビックリしたで。近くに買い物をしに車を運転していると、
後部座席から、「早よ急がな○×△■○…」という声が聞こえてきたんや」。
その車は、いつも昆虫採集に出かける時に乗る車だった。
HKさんは、頭にきて、「いつまで俺に付け回すんや!!!
白昼にお前を晒け出すぞ!!」、と言おうとしたらしいのだが、
酒に泥酔した時の様にロレツが全く回らく、
言葉を発する事が出来なかったのだそうだ。
その後、HKさんとは、親交が無く、今、どうされているか知らない。
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:58:10.86 ID:oV/lcbL4O
子供の頃、母と叔父と一緒に散歩しててな、竹やぶに鹿が出てきて叔父が写真撮ったんだ。
それから10年後くらいかな、叔父の家でその時の写真を見たんだ。
「あ、これ懐かしいね」と俺が言ったら、なんか不思議そうにされたんだ。
「叔父ちゃんと母さんと一緒にいた時に撮ったやつでしょ?」
と俺は説明したんだけど、そんなわけないって言うんだ。
いや絶対間違いないって!と言っても嘘だと言われるばかり。
それで叔父にハッキリ言われたんだ。
「だってお前、この時まだ生まれてなかったから」
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:09:35.99 ID:VSd7BtAQO
>>404
カーチャンの腹の中から見てたのか…?wwwwww
なんかちょっと好きwwwwww
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:24:22.36 ID:ZYF74fBw0
319 :名前をあたえないでください:2007/07/08(日) 14:40:05 ID:3BokvmFd
>>316
幽霊話はこれだよ
これは本当にあった話です。
古い話なので多少間違ってるところがあるかもしれません。
昭和55年、高校生たちがとあるアパートの一室で麻雀をしていました。
1人が何気なく窓の外を見たら、女の人が長い髪を振り乱して踊っていました。
「えっ」と思ったそうです。
その部屋はアパートの二階、座った状態で見える窓の外は空中のはずです。
そう、女の人は空中で踊っていたのです。
みんな大騒ぎになりました。
次の瞬間、躍っていた女の人が飛んできて、その部屋の窓ガラスにへばり付きました。
それは血だらけの幽霊でした。
部屋の中の人たちはパニック状態に、
その頃、隣の部屋の住人は、隣が騒がしいので、
シンナーでもやって騒いでるんだろうと思い、その部屋に怒鳴り込んでいきました。
隣の部屋の住人がドアを開けぱっなしにして入ったため、幽霊が入ってきました。
何人かは窓から飛び降りて逃げました。
隣の住人は腰が抜けて動けません。
そして、その幽霊がダレなのかすぐに分かりました。
その幽霊は、数年前にその部屋で小学五年生の男の子に刺し殺された人でした。
部屋から逃げ出した一人が警察に通報して、警察も来て大騒ぎになったそうです。
次の日、新聞にその幽霊騒ぎが載ってました。
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:32:37.94 ID:VSd7BtAQO
>>419
幽霊騒動も怖いが事件もこえぇよぉー…
429:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:58:44.93 ID:ZYF74fBw0
俺が3年程前まで働いていたパチンコ屋の話。場所は神奈川県某所、国道沿いに立つボッタ店。
客からチョコチョコ噂は聞いていた。便所が勝手に流れたとか夜中にパチンコ台が動き出したとか。まぁパチンコ屋に付きものの他愛もない話。
特に気にしていた訳でも無かった。あの日までは。
その日は新台入れ替えでスタッフ全員が遅くまで仕事をしていた。
ようやく入れ替え作業が終わり1階の休憩所(二階建てで一階が休憩所と社員の寮になっている)でスタッフ達と談笑していた時の事だ
休憩所の店長室からの直通電話が鳴った。当時リーダーと言う立場の俺が電話を取ると店長が不思議そうにこう言った
「駐車場の鍵しめたよね?」
駐車場の鍵は出入り口と共に閉店時に閉めるので開いている訳は無い。俺自身確認もしていた。
「はぁ。確認しましたが」
そう答えると店長はますます不思議そうな声になった。
「なんか軽自動車が走り回ってるんだよ…」
有り得ない事だった。と言うのも防犯カメラで見える駐車場は休憩所からも見える位置にある。俺はイタズラかと思い
「あぁ多分、マリオカートの練習してるんすよ」
とくだらない返答。直後、店長がウワッと驚きの声をあげた。
「人…乗ってない」
しつこいなと思いながらも店長なので合わせてあげる事にした。
「○○ちゃん(バイトの女の子)ちょっと駐車場の幽霊を退治してきて」
「ヤダー」「くだらねー」
なんて笑ってると店長がポツリと
「マジで鍵確認してきて…」
それだけ言うと電話を切ってしまった。何だかその言葉が余りにも冗談ぽく無かったので見に行こうと思い上着を着ていると突然さっきまで笑っていたバイトの女の子が悲鳴をあげた。
「キャー!!」
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:59:43.05 ID:ZYF74fBw0
何事かと思い女の子に近づき体を支えると女の子は窓の外を指差して震えている。
軽自動車だ。窓の外、さっきまで無かったはずの軽自動車が音もなくそこにある。窓の外にピッタリとくっつけて無人の軽自動車が止まっているのだ。
一同パニック状態。休憩所から逃げ出そうとする奴を止めて俺は「とりあえず固まろう」なんて意味不明な発言をしている。
軽自動車から目を離せずにどれくらい時間がたったか。とても長く感じた。
実際の時間は分からないが体感的に1時間もたった頃、無人のはずだった軽自動車の助手席ドアがゆっくり開いたのだ。
車は何者かが乗り降りしてるように僅かに揺れ、バタンと閉まる。一同はますますパニック。悲鳴を上げて泣いている女の子が数人。
すると突然休憩所のドアが開いた。流石に俺もこれにはビビり声を上げてしまう。するとそこに眠そうに立っていたのはその日非番の古参社員。
どうやら女の子の悲鳴に起こされたらしく様子を見に来たらしい。とりあえずしどろもどろに状況を説明。
すると彼は少し頷いて「大丈夫」と一言。彼に促されて後ろを振り向くと軽自動車は消えていた。
彼は少し笑って
「昔は良くあったんだよ。最近は見なくなったけどね」
と平然として言う。
「害は無いから」
そう言うと自分の部屋に帰ってしまった。一同が呆然としていると直通電話が再び鳴った。店長だ。
「今日は帰った方が良いよ」
説明する間も無く切られてしまった。長居もしたく無かったのでそそくさと荷物をまとめその日は帰る事に。
後日、メンバーは続々と辞める事になるのは言うまでも無い。後日談だが、店の駐車場でガス自殺をした夫婦が居たとか。
この話が本当かどうかは確かめられなかった。
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:06:56.89 ID:VSd7BtAQO
>>430
害は無くても怖いから!wwwwwwwww
ショックで死ぬわwwwwwwwww
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:13:17.40 ID:fYPVpQVB0
小学生の頃の実話なんだけど…長いですが
ある日、掃除の時間に屋上に続く階段を5人くらいで掃除していた
学校7不思議とかがある階段だったからちょい怖くてみんないつもよりはしゃいでたように思う
屋上の扉の前に掃除用具入れが3つあってさ、私が冗談で友達1人を中に閉じ込めたの。と言ったらいじめっぽいけど、その掃除用具入れは鍵のとこが壊れてて、そもそも扉がちゃんと締まらない
はじめは皆で扉押さえてたけど、その子があんまり怖がるし、ふざけて入れただけだから皆すぐ手を離して「でておいでー、あいてるよ」とか声かけてるんだけどその子パニックなのか怖がるばかりで出てこなくて
そのうち掃除の時間終了のチャイムが鳴って、皆もその子の異常なビビり方に白けてきて、私に「はじめにやったのはあんただからその子助けて、掃除用具しまっといてよ」といって帰ってしまった
休憩時間のはずなのに、階下の音は殆ど聞こえず、階段は静まり返っている
気づいたら閉じ込められた子も静かになってた
私は出てこないその子にちょっとムカついてきて「自分で出てきなよ、出れるんだから」と言ったけど、もうその子は返事すらしなくって
私は、放って帰ろうかとも思ったけど、掃除用具をしまいたいし、やっぱその子可哀想だしと思って、扉を開けた
その子は、居なかった。
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:14:06.73 ID:fYPVpQVB0
私は怖くなってその場から走って逃げた
教室に戻ったら、その子が何食わぬ顔して居るかもしれない
そう願って教室に戻ったけど、休憩中だし皆ばらばらでよく分からない
その子を探しているうちに午後の授業が始まった
私は、その子の席を振り返ってみたけど、その子は帰ってきていなかった
その日は風邪で休みの子が1人居たから、空席は2つ
先生が空席に気づいて皆に聞いた「そこに空席が1つあるけど、○○は休みか?」皆が休みだと応えると先生は納得して、そのまま何事もなく授業がはじまった
だれも、居なくなったあの子に気づいていないようだった
授業が終わってから私は、もういちどあの掃除用具入れを見に行った
けど何もなく、そのまま教室に帰ると、その子が普通に自分の席で友達とお喋りをしていた
何で?
私はその子に駆け寄り、どこに行っていたのか尋ねた
するとその子は、
閉じ込められたことは知らない、さっきの授業は裏山に行きたくなって裏山にに言っていた、というのだ
その子は真面目な子で、平気で授業をサボる子じゃない
というかそれ以前に掃除用具入れの一件に関しては全く覚えがないというのだ
私は仕返しのつもりかと思い謝ったが、何のことだからかうなと逆に怒られてしまった
以上です
文才なくてごめん
今でもあれは何だったんだろうと思う
ちなみにそのとき一緒に掃除をしていた他の友達は皆、口を揃えて「そんな出来事は知らない」と言っていた…
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:21:49.57 ID:ZYF74fBw0
新耳袋から
能勢の妙見山というところがある。
古来、霊妙不思議の現れる山として祟めらている。ここは、日蓮宗の聖山とされるが、そ
の実態は北斗信仰の隠れキリシタンたちが信仰した山である。
色々な歴史背景がこの山にあるゆえに、色々奇妙な噂がある。
これは噂ではなく、妙見山へ行く私鉄電車に勤めていた人の体験談である
最終電車が終点につく。
乗客全員が降りたのを確認したはずなのに、いつのまにか巡礼姿の団体が乗っている。
その乗客たちは、座席に坐って一様にうつむいている。
「終点ですよ」と声をかけると、巡礼姿の人たちが一斉に顔をあげた。
奇妙なことに、全員がお面をつけている。
おたふくの面、ひょっとこの面、般若の面、翁の面・・・、そのお面をつけた人たちがぞろぞ
ろと無言で駅を出て行き、妙見山へと登っていくのだ。
不思議なことに、真っ暗闇の霊山の中に入っていくのに、彼らは明かりひとつ持たずに、その
まま漆黒の闇の中へ消えるのだという
この従業員は、その不思議な団体を何度も見たというし、同僚たちも目撃してるといるという。
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:26:00.83 ID:hoE9E8QP0
こういう話を聞くとwkwkしてくる
35 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/06/11(水) 23:59:01 ID:A2lg6WN+0
鬼門を開ける方法
本当に、人生が嫌になったらこれを試してください。
1:秋葉原駅から日比谷線に乗り、茅場町駅で降りてホームを八丁堀方面に
行くと、鉄格子の下に塩がおかれてるので、それを足で蹴散らしてください
2:そのまま東西線に乗り換え、高田馬場駅で降りてホームを西武新宿線乗り換え方面に
行くと、鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください
3:そのままもう一度東西線で茅場町駅で降りて改札をくぐり、4a出口の階段の下に
米を10粒たらしてください
4:そのまま日比谷線の茅場町駅に乗り、築地駅で降りてホームを築地本願寺方面に
行くと、鉄格子の下に塩がおかれているので、それを足で蹴散らしてください
5:そのまま日比谷線に乗り、目を閉じてあなたが一番したいことを考えながら
手を組んでそのまま乗っていてください。
49 名前:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/07/10(木) 20:03:42 ID:Uhl0wg6pO
仕事終わりで暇だから、ちょっと35を実践してみるテスト
てか、本当に塩があってビビッタ。これマジで何の塩?おせーて
448:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:27:16.45 ID:hoE9E8QP0
上の後日談らしいのがこれ
11日朝、東京・目黒区の会社社長宅のプールで、若い男性が血を流して死亡しているのが
見つかりました。 警視庁は、男性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて慎重に調べています。
11日午前6時20分ごろ、目黒区東山の会社社長宅の庭にあるプールで、「若い男性が
頭から血を流して死亡している」と、この家の住民の女性から110番通報がありました。
警視庁の警察官が駆けたところ、水が入っていない庭のプールで、男性が白っぽいシャツ姿で
うつ伏せに倒れていて、まもなく死亡が確認されました。
男性はこの家の住民ではないということで、警視庁は男性の身元確認を急ぐとともに、
事件に巻き込まれた可能性もあるとみて慎重に調べています。
現場は東急東横線・中目黒駅からおよそ500メートルの閑静な住宅街で、豪邸が立ち並ぶ一角です。(11日09:26)
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:29:36.14 ID:W/pme5Z+0
よく塩発見できたな
俺なんかそんな都合よく塩発見したら怖くて蹴散らせないけどな